レビュー
» 2011年12月01日 11時00分 公開

「Lenovo ミニ・ワイヤレスキーボード N5902」を“のへっ”と試す思った以上に使いやすくなりました(2/2 ページ)

[長浜和也(撮影:矢野渉),ITmedia]
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キー配列が変わった。バックライトも点灯する

 N5902のキーボード部分は、見た目にN5901から横方向に狭まり縦方向に伸びた印象だが、実際にサイズを測ってみると、縦方向がN5901の48ミリからN5902の54ミリと長くなったものの、横方向は、116ミリから115ミリとほとんど変わらない。横方向のキーピッチも8ミリと同じだ。

 格子状に縦横直線に並んでいたN5901と異なり、N5902は中央部が低く左右両端が高くなるような曲線を描くようにキーを並べている。人間工学を意識したような配置だが、両手親指で親指で操作することを考えると、あまり使いやすいとはいえないし、実際に使ってみてもその効果に気がつくことはなかった。

 キートップの形状は中心が“丘”のように高くなっている。これは、N5901と共通するが、N5902の盛り上がりは“急峻”で、キートップをなでると“ぼこぼこ”感が強い。が、それが、実利用で意味を成しているかと問われれば、少なくとも、その恩恵を感じる機会に恵まれなかった。ブラインドタッチができるまでに習熟度が上がれば、キートップの識別が容易になって“ぼこぼこ”がありがたくなるのだろうが、残念ながら、1カ月に及ぶ評価期間でもその域に達しなかった。ただ、個人的にN5901を日々使って早4カ月になるのに、未だ両手親指打ちでブラインドタッチとならず、キーを見ながらポチポチと入力してることも、蛇足ながら付け加えておく。

 キーレイアウトはJIS配列にそろえようとしているが、機能キーや日本語入力関連のキーなどが変則となっている。ファンクションキーは備えず、最上段にボリュームコントロール、メディアプレーヤーコントロールを並べているのは、N5901と同様だが、機能キーを含めて細かいレイアウトは変更が施されている。

 最上段には、Webブラウザ起動ボタンとタスク切り替えボタンを用意したほか、Shiftキーとの組み合わせでN5901ではなかった“括弧”が入力できる。Enterキーは縦2段分を確保して左下端に配置することで誤打鍵しにくくなったほか、N5901で最下段に設けて、これも誤って押してしまいやすかった「Ctrl+Alt+Del」キーをEnterキーの上に移し、かつ、Fnキーとのコンビネーションで使うようになった。

 これ以外にも、Windowsキーを設け、「半角/全角 漢字」キーを上段右端に移すなど、PC用キーボードにレイアウトを合わせるようにしているが、Aキーの左脇がTabキーであったり、ピリオドキーが最上段にあってFnキーとのコンビネーションでないと使えない(Jキーと@キーもFnキーのコンビネーションで使えるが、トキと場合によって有効にならないケースが多々あった)など、N5901であった不便な配置がそのまま残っている部分もある。特に、ピリオドキーに問題は文章入力で致命的で、せっかく押しやすいキータッチで、親指でも短文の文章ならさほど苦労せずに入力できるのに、句読点の入力のたびにストレスをためてしまう。N5902のキーボートが縦に長くなってしまったので、最上段の打鍵が面倒に感じるようになったのも文章入力では不利に働いている。

 なお、PgUp、PgDnキーも左端のままになっていて、右手持ちの場合に使いにくい配置となっているが、これは、スクロール操作が可能になったおかげで、さほど困る場面に遭遇しなかった。

 N5902では、キーボードバックライトを備えて、暗い状況でも操作が可能になった。リビングPCでの利用が主体となるこの種のキーボードでは、映画などの動画コンテンツや音楽などの再生場面が多くなる。となると、部屋を暗くした状態で使うことも多くなる。N5901では、キートップに刻印しているフォントが細身なこともあって、暗くなるとキーの識別が困難になるが、N5902でバックライトを点灯すると、キーによって輝度にばらつきがあるものの、識別は容易になる。

Fnキーと一緒に使うピリオドキーなど、不便なところも残っている一方で、Enterキーや“Ctrl+Alt+Del”一発キーなど改善された面もあるN5902のキーレイアウト(写真=左)。リビングPCで使うキーボードならばバックライトは必須だろう(写真=右)

ちょっと重くなったけれど使い勝手はよくなった

電源は単3形電池を2本使う。屋外に持ち出して使うタイプのデバイスではないので、N5901と同じ単4型でもよかったようにも思える

 ポインティングデバイスがトラックボールからタッチパッドに変更したことで、N5901使いとしてはちょっと不安だったN5902だが、評価を終えてみると、タッチパッドにおける指の追従性のよさとそれによってマウスカーソルが細かくコントロールできること、そしてなにより、スクロール操作が可能になったこと、そして、バックライトの採用など、リビングPCを“のへっ”と操作するキーボードしての使い勝手は大きく向上した。“Fnキーとのコンビネーションでないと入力できない句読点”のような、文字入力を阻害するキーボードの配列がまだ残っているものの、検索ワードの入力には問題ない。

 なお、N5902は電源に単3形の電池を使用する。このことで、単4形の電池を使うN5901の重さが実測で123グラムのところ、N5902は157グラムと増えた。わずか34グラムとはいえ、片手で持ち続けると明らかに重い。バッテリー駆動時間を延ばすための策とは思うが、ここは、単4形のままでよかったのでないかなと、箸より重いものは持たなくなった身としては思うのであった。

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