製品説明を行った日本サムスン DMAチーム チーム長の宮田隆氏は「技術も面白いが、この製品で何ができるかを考えることが面白い製品だ」と述べた。利用用途としては、デジタルサイネージや、顧客対面をメインとした販売業務、ゲーム/娯楽施設での利用を想定しているという。
用途が広いぶん、アプリの数がビジネスの「キモ」になるという。アプリベンダーはマイクロソフトからSurface 2.0のSDKを提供してもらい、SUR40のアプリケーションを自由に開発できる。マイクロソフトが開発のサポートを請け負うことで「導入したユーザーはもちろんだが、アプリベンダーにもちゃんと収益をもたらすビジネスモデルを構築したい」と強調した。
製品のデモは、セカンドファクトリー コーポレートマネージャーの有馬正人氏が行った。Surfaceの技術を使った旅行代理店向けのアプリケーションを披露し、顧客がSUR40を使って旅行の計画を立てるシーンを説明した。現地の写真をタッチパネルで動かしながら、楽しくスケジュールを組むという「スケジュールを組む際のユーザーエクスペリエンスの向上」を目指したという。


製品のデモを行ったセカンドファクトリー コーポレートマネージャーの有馬正人氏(写真=左)。旅行代理店向けアプリのデモを行った。小さな五重塔のおもちゃをディスプレイに乗せると、京都の案内が写真とともに次々と出てくる(写真=中央)。おもちゃの裏にはタグがある(写真=右)有馬氏は「SUR40は、店頭販売や対面式のサービスにおいて、未来型のサービスを提供できるツールだ。用途によってはデジタルサイネージや、ゲーム機としても使えるだろう。これからは情熱やアイデア次第で未来型サービスを作れる時代になる」と語った。

SUR40はユーザーインタフェースにこだわっているという。人間の自然な動きを取り入れたNUI(ナチュラルユーザーインタフェース)を採用した(写真=左)。SUR40とスマートフォンで連携したサービスの一例(写真=右)。SUR40は、2012年3月6日から2012年3月9日まで東京ビッグサイトで行われる「リテールテックジャパン」のマイクロソフトブースで展示される。
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SUR40のデモ
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