NECは3月5日、ICカードへの内蔵に対応する薄型有機ラジカル電池を開発したと発表した。
今回開発に成功した製品では、回路基板と電池の一体化により大幅な薄型化を可能としており、従来比で1/2以下となる厚さ0.3ミリを実現。これにより、0.76ミリ厚のICカードへの搭載も可能となっている。
また高出力/充放電の繰り返し耐性を両立させているのも特徴で、試作品において体積あたりの出力密度5kW/Lを確認。充放電サイクル試験では携帯電話用リチウムイオン電池と同等の性能を実証した、としている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.