　2012年夏モデルは、前モデルの「D711」からボディデザインを一新。直線的でシャープなイメージから、丸みを帯びたラウンドフォルムに変更している。ONKYO製の内蔵ステレオスピーカーを継承しつつ、高音質化技術のSRS Premium Sound 3Dを追加した。本体の下の空間には、キーボードを収納できる。

　カラーバリエーションは、ダークグリーン（D712/T3FG）、メローボルドー（D712/T3FM）、リュクスホワイト（D712/T3FW）を用意。ダークグリーンはブラックに近い濃い緑、メローボルドーはREGZA Phoneの人気カラーで、インテリアとの調和を意識したという。

左から、ダークグリーン（D712/T3FG）、メローボルドー（D712/T3FM）、リュクスホワイト（D712/T3FW）のカラー

　基本スペックは、CPUをCeleron B815（1.6GHz、2コア／2スレッド）からCeleron B820（1.7GHz、2コア／2スレッド）に、チップセットをIntel HM65 ExpressからIntel HM76 Expressに、HDD容量を750Gバイト（5400rpm）から1Tバイト（5000rpm）に強化した。4Gバイトメモリ（PC3-10600／2Gバイト×2）とDVDスーパーマルチドライブ、CPUに統合されたIntel HD Graphics、1920×1080ドット表示の21.5型ワイド液晶といったスペックに変更はない。

　通信機能はIEEE802.11b/g/nの無線LAN、1000BASE-Tの有線LANを内蔵。SDXC対応SDメモリーカード／MMC／メモリースティックPRO／xDピクチャーカード共用スロット、USB 3.0×2、USB 2.0×4、HDMI入力、音声入出力を備える。有効画素数約100万画素のWebカメラを追加する一方、前モデルが搭載していたD4入力は省かれた。Webカメラでユーザーの着席／離席を判別してディスプレイのオン／オフを自動で切り替える「TOTHIBA Active Display OFF」機能も利用できる。

　本体サイズは最小傾斜時で522（幅）×174（奥行き）×388（高さ）ミリ、重量は約6.5キロ。アルファベット刻印が見やすくなった新タイルキーボードと小型化したレーザーマウス（いずれもワイヤレス仕様）、リモコンが付属する。

　OSは64ビット版Windows 7 Home Premiumをプリインストール。オフィススイートはOffice Home and Business 2010（SP1）からOffice Personal 2010（SP1）に変更された。

本体の側面と背面。背面のスタンドにより、本体のチルト角度を調整できる

dynabook 2012年夏モデル第2弾のまとめはこちら→超横長、Ivy対応＋新色などUltrabook拡充、新デザインREGZA PCも──東芝「dynabook」夏モデル第2弾


dynabook REGZA PC D712店頭モデルの概要（その1）
シリーズ名	モデル名	タイプ	従来比較	CPU	メモリ	ストレージ	OS	実売価格
dynabook REGZA PC D712	D712/T3F （3色）	液晶一体型	新デザイン	Celeron B820 （1.7GHz）	4GB	1TB HDD	64ビット版 7 Home Premium （SP1）	11万円台半ば
dynabook REGZA PC D712店頭モデルの概要（その2）
シリーズ名	モデル名	液晶	解像度	チップセット	光学ドライブ	GPU	TV／オフィス	重量
dynabook REGZA PC D712	D712/T3F （3色）	21.5型ワイド	1920×1080	Intel HM76	DVDスーパーマルチ	CPU統合（HD Graphics）	地デジ×1 ／ Office Personal 2010	約6.5キロ