東芝は6月11日、13.3型液晶ディスプレイを内蔵するUltrabook「dynabook R632」を発表した。従来モデルの「dynabook R631」と比較すると、CPUに第3世代Coreプロセッサー・ファミリーを採用し、新色「シャンパンゴールド」を追加した。そのほかのハードウェア構成は、従来店頭モデルとほぼ共通する。2012年6月15日に出荷を開始、実売価格は14万円前後と予想される。
CPUはTDP 17ワットの超低電圧版Core i5-3317U(1.7GHz/最大2.6GHz、3次キャッシュメモリ容量3Mバイト)を採用し、チップセットはIntel HM76 Expressを採用。メモリは4Gバイト(DDR3-1600、2Gバイト×2)、ストレージは128GバイトのSSDを搭載する。グラフィックスはCPU統合のIntel HD Graphics 4000。13.3型液晶ディスプレイの解像度は1366×768ドットとなる。
このほか、SSDを高速化し、従来モデルに比べて読み込み速度は約2.5倍、書き込み速度は約5.8倍という。CPUの性能も向上し、従来モデルより起動が速くなった。起動時間を短縮するソフト「東芝高速スタート」使用時には、約7秒で起動するとしている。
本体搭載のインタフェースは、SDメモリーカードスロット、USB 3.0、USB 2.0×2、ギガビットLAN、HDMI出力、アナログRGB出力を用意する。無線ネットワークは、IEEE 802.11 b/g/n準拠の無線LANとWiMAX、Intel WiDiを標準構成で利用できる。
OSは64ビット版 Windows 7 Home Premium(SP1)で、オフィススイートのOffice Home and Business 2010(SP1)をプリインストールする。他の夏モデルPCと同様に、内蔵のWebカメラで周囲に人がいるかどうかを検知し、ディスプレイの電源を自動で切り替える「TOSHIBA Active Display OFF」機能を備える。
バッテリー動作時間は従来モデルと同じく約9時間を確保した。本体サイズは、316(幅)×227(奥行き)×8.3〜15.9(厚さ)ミリで、重量は1.12キロ。
dynabook R632店頭モデルの概要(その1) | ||||||||
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シリーズ名 | モデル名 | タイプ | 従来比較 | CPU | メモリ | ストレージ | OS | 実売価格 |
dynabook R632 | R632/28F (2色) | Ultrabook | 新CPU、カラー追加 | Core i5-3317U (1.7GHz/最大2.6GHz) | 4GB | 128GB SSD | 64ビット版 7 Home Premium (SP1) | 14万円前後 |
dynabook R632店頭モデルの概要(その2) | ||||||||
シリーズ名 | モデル名 | 液晶 | 解像度 | チップセット | 光学ドライブ | GPU | TV/オフィス | 重量 |
dynabook R632 | R632/28F (2色) | 13.3型ワイド | 1366×768 | Intel HM76 | ― | CPU統合 (HD Graphics 4000) | ― / Office Home and Business 2010 | 約1.12キロ |
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