7000円台のA4インクジェット複合機、日本HPから液晶内蔵、AirPrint対応

» 2012年06月22日 11時30分 公開
[池田憲弘,ITmedia]
photo HP Deskjet 3520

 日本ヒューレット・パッカード(以下、日本HP)は6月22日、インクジェット複合機「HP Deskjet 3520」を発表した。発売日は2012年7月6日で、同社直販サイト「HP Directplus」での価格は7980円(税込み)。

 この製品は機能を絞り、価格を抑えたエントリー向けのA4インクジェット複合機だ。自動両面印刷に対応するほか、無線LANを標準で搭載する。アクセスポイントを経由せず、プリンタと端末を直接接続して印刷する「ワイヤレスダイレクト」機能に対応し、スマートフォンやタブレットからワイヤレスで写真やPDFファイルの印刷が行える。

 Eメール送信で本文や添付ファイル(画像やPDF、Office文書)がプリントできる機能「HP ePrint」、iOS/Android端末からプリントできるアプリ「HP ePrint Home & Biz」、iOS端末からスキャンやインク残量確認が可能なアプリ「HP Printer Control」に対応するほか、アップルの「AirPrint」、Googleの「Google Cloud Print」も利用できる。

photophotophoto 高さは144ミリとコンパクトなボディが特徴だ(写真=左)。原稿台が対応する最大原稿サイズは216(縦)×297(横)ミリとなる(写真=中央)。2インチのモノクロ液晶モニタを内蔵する(製品版は日本語表記)。モニタの右側にはHP ePrintとワイヤレスダイレクトのボタンがある(写真=右)

 プリンタ機能の印刷速度はA4モノクロが約8枚/分、A4カラーが約7.5枚/分で、最大給紙容量は80枚。インクは顔料ブラック+染料3色(CMY)の4色独立インクシステムを採用した。プリントエンジンは印刷解像度が4800×1200dpi(最大)、最小インク滴が1.3ピコリットルだ。コピー機能の印刷速度はA4モノクロが約6.5枚/分、A4カラーが約5.5枚/分。スキャナはCISセンサーを搭載し、光学解像度は1200×2400dpiとなる。

 本体サイズは440(幅)×298(奥行き)×144(高さ)ミリで、重量は5.1キロ。対応OSはWindows 7/Vista/XP、Mac OS X 10.6以降。

photophotophoto 4色独立インクシステムを採用する(写真=左)。トレイは折りたたみ式となっている(写真=中央、右)

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