Corsair、日本未出荷の新モデルを公開企業向けSSDコントローラ搭載モデルも(2/2 ページ)

» 2012年07月18日 19時44分 公開
[長浜和也,ITmedia]
前のページへ 1|2       

Cosair Linkも日本で近日登場予定

 説明会では、日本での出荷はまだ未定の「Corsair Link」も紹介した。すでに北米では出荷しており、日本でも近日中に確定したいとCorsairは説明している。Corsair Linkは、専用のコネクタで接続した電源ユニット、メモリ、そして、クーラーユニットの温度を監視し、搭載するファンの回転数をコントロールできる。上位モデルでは、LEDイルミネーションと光パターンを制御する機能も利用できる。現時点でCorsair Linkの機能に対応するのは、メモリではDominator Platinum、電源ユニットではAX-1200i、そして、CPUクーラーユニットでは、H80とH100に限る。なお、Dominator PlatinumでCorsair Linkを利用するには、メモリオプションの「Airflow Pro」も必要になる。

 Corsair Linkで接続した機器の監視と設定は、ソフトウェアの「Corsair Link Dashboard」で行う。Corsair Link Dashboardは、無償ダウンロードでインストール可能だ。

Corsair Linkは、接続したメモリ、電源ユニット、CPUクーラーユニットの状態監視とファンコントロールを行う外付けユニットだ(写真=左)。設定や監視を行うユーザーインタフェースとして利用するCorsair Link Dashboardは、ダウンロードして無償で使える(写真=中央)。上位モデルではLEDイルミネーションモジュールとコントロール機能が付属する(写真=右)

サーバ向けに相当するコントローラを搭載したSSD「Neutron」

 同じく、日本出荷未定の製品として、SSDの最上位シリーズ「Neutron」も紹介した。コントローラにサーバなど企業向けSSDで採用例が多いLink A Mediaが手がけるLM87800を採用するのが最大の訴求ポイントとCorsairは説明する。データの圧縮、非圧縮を問わず高い転送レートを実現し、Corsairが示した容量256Gバイトモデルにおけるコントローラ別の転送レート比較では、SandForce、Marvellと比べて、ランダムアクセステストの結果で高い値を出していた。

 Neutronシリーズは、上位モデルの「Neutron Series GTX」と、下位モデルの「Neutron Series」が存在する。いずれもLM87800を採用するが、Neutron Series GTXでは、Toggle NANDを採用して、特に書き込み速度の高速化を図っている。

 Neutron Series GTXは容量120Gバイト、240Gバイト、480Gバイトの3モデルを、Neutron Seriesでは、120Gバイトと240Gバイトの2モデルをそれぞれ用意する。

上位モデルのNeutron Series GTXと(写真=左)、下位モデルのNeutron Series(写真=中央)。コントローラにLink A MediaのLM87800を採用するNeutron Seriesは、ほかのコントローラを搭載するSSDと比べてランダムアクセスで高い性能を示す(写真=右)

説明会の会場には、7月13日発表の「Vengeance Series C70」も展示していた。天板取っ手やサイドパネルロック、そして、カバーを跳ね上げないと押せないリセットボタンなど、ミリタリー風デザインが目立つミドルタワーPCケースだ

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2025年12月20日 更新
  1. 徹底解説:iOS 26.2で解禁される「代替ストア・決済・ブラウザ」のメリットと、ユーザーが知っておくべきリスク (2025年12月18日)
  2. Thunderboltがあればメイン環境を持ち歩ける? 「ThinkPad P14s Gen 6 AMD」と外付けGPUユニットを試してみた (2025年12月19日)
  3. PC版「ホグワーツ・レガシー」の無料配布が間もなく終了 累計販売4000万本突破、“ハリポタ”舞台のオープンワールド・アクションRPG (2025年12月18日)
  4. 香港と深センのPC向けメモリ/ストレージ価格はどうなっている? 日本の状況と比べてみた (2025年12月19日)
  5. 電源内蔵で配線がスッキリする「エレコム スイッチングハブ EHC-G08MN4A-HJB」が17%オフの4980円に (2025年12月18日)
  6. ナカバヤシ、小型トラックボールを内蔵した薄型ワイヤレスキーボード (2025年12月19日)
  7. ついにファッション界へ進出!? 「HHKBユーザーミートアップ Vol.9」濃厚イベントレポート (2025年12月18日)
  8. “空飛ぶ360度カメラ”「Antigravity A1」日本上陸 8K撮影/249g以下、20万9000円から (2025年12月18日)
  9. aiwa、Intel N150を搭載した法人向け13.3型2in1ノート 有機ELディスプレイを搭載 (2025年12月18日)
  10. Steamで2025年最後の安売り「ウインターセール」開催中! 恒例の「Steamアワード」も投票開始 (2025年12月19日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー