静かで短い「GTX 660 Ti」搭載カードに高評価が集まる古田雄介のアキバPickUp!(1/4 ページ)

» 2012年09月24日 13時00分 公開
[古田祐介(ぜせ)&ITmediaアキバ取材班,ITmedia]
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ブランド力という言葉でくくれない鋭さ――期待大の「GeForce GTX 660 Ti S.A.C」

ELSA「GeForce GTX 660 Ti S.A.C」

 先週の新製品の中で、最も多くのショップがプッシュしていたのは、ELSAのGeForce GTX 660 Tiカード「GeForce GTX 660 Ti S.A.C」だった。価格は3万4000円弱。

 GeForce GTX 660 Ti S.A.Cは、GDDR5メモリを2Gバイト積む標準仕様のGTX 660 Tiカードで、静音性の高いオリジナルクーラー「Silent Air Cooling(S.A.C)」を採用しているのが特徴だ。基板の長さも205ミリに抑えられており、平均的なGTX 660 Tiカードより3〜4センチ短くなっている。そのほか、オンラインゲーム「Alliance of Valiant Arms」の有料アイテムのチケットを付属するほか、GPU管理ツールの画面を同ゲームの装飾にするなどの特典も盛り込んでいる。

 入荷したショップの評価は上々だ。PC DIY SHOP FreeTは「ノイズの最大値がリファレンスより3分の1も少ない24デシベルに抑えられているので、静音性にこだわる人にちょうどいいモデルだと思います。ゲームのタイアップだけでなく、しっかり有料アイテムがついてくるのも魅力ですね」とほめる。

 売れ行きもまずまずの様子。ツートップ秋葉原本店は「ELSA製品は他社より遅れて出るので、待っていた人は指名買いしていきます。GTX 660 Tiカードとしては高めの値段ですが、『ELSAのGTX 660 Tiカード』としてみると安めなので、ELSAの価値を知っている人には割安に感じるんじゃないでしょうか」と話していた。

 GeForce GTX 660 Ti搭載カードは、8月中旬に2万8000円前後から3万円台後半の価格で各社から一斉に登場した。当初は「価格が落ち着くまで様子見する人が多い」(ソフマップ秋葉原本館)と言われる状態だったが、9月中旬以降は売れ行きが上昇してきたという声が各所で聞かれるようになっている。ただし、「売れる中心はいまも2万円台のモデルですね。ミドルレンジとしてみると、やっぱり3万円台は高いと感じる人は多いのではと思います」(某ショップ)という。

 その中で、3万4000円弱のGeForce GTX 660 Ti S.A.Cが売れる背景について、ドスパラ パーツ館は「ELSAは単にブランド力があるというだけでなく、狙い所がいいんです。S.A.Cにしても、よく冷えるだけでなく、静か、しかも基板も短いという、複数のメリットを同時に実現しています。昔からショート基板を開発したりと、意欲的に工夫する姿勢をみせていますし、そういうところが高くても売れる理由になっていると思います」と分析していた。そのうえで「こういうふうにがんばっているメーカーさんはやっぱり注目されてほしいですよね。リファレンスデザインばっかりが並ぶような状況は、1ユーザーとしてもつまらないですし」とコメントしていた。

GeForce GTX 660 Ti S.A.Cのチラシ。Alliance of Valiant Armsの特典とS.A.Cの特徴を説明している(写真=左)。GeForce GTX 660 Ti S.A.Cの基板(写真=中央)。2011年12月の「2011 AKIBA PC-DIY EXPO 冬の陣」に展示された、ショート基板のGTX 560 Tiカード。独自色の強い製品をたびたび送り出している(写真=右)

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