ThinkPad Tablet 2専用のBluetoothキーボードを使ってみたのですまさに“200番台”のThinkPad……(1/2 ページ)

» 2013年02月14日 19時03分 公開
[長浜和也,ITmedia]

キーボードでWindows 8は完結する

ThinkPad Tablet 2をセットしたThinkPad 2 Bluetooth Keyboard with Stand。その姿はクラムシェルスタイルのThinkPadといっても違和感ない

 Clover Trail世代のAtom Z2670(1.8GHz)を搭載してWindows 8 Proを導入するスレートタイプのタブレットPC「ThinkPad Tablet 2」の専用オプションに「ThinkPad Tablet 2 Bluetooth Keyboard with Stand」(あまりにも長いので、以下は専用キーボードと記す)がある。ThinkPad Tablet 2本体の設置は、専用キーボードに設けた“溝”にはめ込む方式だ。ディスプレイ部分とキーボート部分を着脱するコンバーチブルデバイスのような、専用のコネクタで固定するのではなく、タブレットデバイスの「液晶ディスプレイカバー兼キーボードスタンド」でよくある方式だ。

 ロック機構がないので、確実な固定を望むユーザーは不安に思うかもしれないが、取り付けと取り外しが容易なので「面倒だからタブレットのまま(もしくは、クラムシェルのまま)使っているんですよね」というこれまでの着脱式コンバーチブルのようなことにはならない、「気楽に使える」メリットがある。

 本体サイズが262.6(幅)×164.6(奥行き)×9.5ミリ(厚さ)で、重さは353グラム。このサイズは、ThinkPad Tablet 2の262.6(幅)×164(奥行き)×9.8ミリ(厚さ)とほぼ同じだ。重ねるとぴったりそろうばかりか、クラムシェルスタイルのノートPCでディスプレを閉じたような一体感がある。もともと、レノボもこれらを一緒に使ってもらうことを想定しており、オプションとして用意している専用のスリーブでは、内部に仕切りを設けて、両方収納して持ち運べるようにしている。

ThinkPad Tablet 2本体は専用キーボードに用意した溝にはめ込んで固定する(写真=左)。溝の左右両端には滑り止めのゴムは貼っているほか、背面にはスタンドも立ち上がる。ただ、専用コネクタや固定用のロック機構は設けていない(写真=右)

 ただ、重さが325グラムのスリーブにThinkPad Tablet 2と専用キーボードを収納すると、総重量は1.24キロになってしまう。幸いにして(というか、設計時に想定していると思うが)、キーボード側の左右両脇にゴム製の緩衝材を設けているほか、キーボードパネル面をベゼルから低くしてキートップ面が飛び出ないようにしているので、ThinkPad Tablet 2の液晶ディスプレイ面をキーボード面に重ねても影響しないようになっている。そのため、両者を重ねてゴムバンドで束ねて、軽いインナーケースに入れれば、1キロを切る重さで携帯可能だ。1週間ほどの評価期間中に、この状態で通勤や仕事で移動したが、液晶パネル面にキーボードやトラックポイントの跡がつくようなことはなかった。

その使い勝手はThinkPad X1+ThinkPad X200番台

 10型の液晶ディスプレイを搭載するタブレットPCと組み合わせると、クラムシェルスタイルのノートPCのように見えるだけあって、キーボードを使う感触は、ThinkPad X1シリーズに近い。アイソレーションタイプのキーボードは、ピッチが実測で横方向縦方向ともに約18ミリ、キートップサイズは横方向が9.5ミリ、縦方向は8〜9.5ミリと、下側中央部が膨らんだ、現在のThinkPadシリーズで採用しているキーボードトップと同じ形状をしている。

 キーストロークは、約1.5ミリを確保し、キーがぐらつかず、キーを押しこんだ指の力を受け止めてくれる。ただ、クラムシェルスタイルのThinkPadで搭載するキーボードと比べると、キーストロークは浅く、また、通常よりやや強くキーをたたくとたわみが生じるので、そこに弱さを感じるユーザーもいるだろう。(記事掲載当初、キーストロークの値に誤りがありました。おわびして訂正いたします)

 キートップのサイズは、ほとんどのキーで均一だが、右側に配置する一部のキーで幅を狭くしている。第2段から最下段までの狭小キーにおいて、横方向のキーピッチは実測で約13.5ミリ、キートップサイズは約10ミリを確保しているが、最上段ではキーピッチが約12.5ミリ、キートップサイズは8.5ミリとさらに狭くなっている。評価作業を行った1週間弱で、2段目から下の狭小キーは慣れて打ち間違えることもなくなったが、最上段の狭小キー、特に長音で使う「−/=」キーは、いまも違和感が残っていて、打ち間違いが多い。

 なお、左端の半角/全角キーは配置的に打ち間違えることはなく、右端のBackSpaceキーは、レイアウト的な理由のほかにキートップサイズが2段目狭小キーと同じサイズを確保しているので、こちらも打ち間違いはなかった。Enterキーのキートップサイズは、実測で横方向が14.5〜10ミリ、縦方向は31ミリになっている。横方向が狭く、最初は打ちにくいと感じたが、こちらもほどなく慣れてしまった。

ThinkPad Tablet 2と専用キーボードを重ねると、ThinkPad Tablet 2を上にしても(写真=左)、専用キーボードを上にしても(写真=右)、クラムシェルスタイルのノートPCにしか見えない統一感に驚く

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年09月09日 更新
  1. 超小型レトロオーディオ体験をFIIO「Snowsky ECHO NANO」で スマホリスニングのモヤモヤを解消するかも? (2026年09月08日)
  2. 「RTX Spark」搭載のWindows PCは10月に登場 LAN内のPCを束ねてローカルAI処理を分散・高速化する「NVIDIA PAIR」β版も公開 (2026年09月07日)
  3. 10月に登場する「RTX Spark」搭載PCで見た“不可解な”設定値 次期Windowsで変わるGPUメモリの仕組み (2026年09月07日)
  4. 両手が塞がっていても瞬間解錠できるスマートキー「SwitchBot スマートロック Ultra 顔認証パッド」がセールで20%オフの2万7980円に (2026年09月08日)
  5. 再来する“グラボ複数挿し”需要! 220mm径の巨大ファン搭載ケースやFractal新モデルがアキバで話題に (2026年09月07日)
  6. 省スペースで静音性に優れた3Dプリンタ「Bambu Lab A1 mini」がセールで25%オフの2万9900円に (2026年09月08日)
  7. 実売1万円台&縦置き対応! ONPUの14型モバイルディスプレイは初心者の強い味方だった (2026年09月08日)
  8. バッテリーを外せば約639g! 最新CPU「Intel Arc G3 Extreme」搭載の8型ゲーミングPC「OneXFly APEX Air」に触ってきた (2026年09月07日)
  9. HUION、アス比3:2の90Hz駆動ディスプレイを搭載したペン入力対応12.2型Androidタブレット (2026年09月08日)
  10. シャープのコンパクトで加湿レスな空気清浄機「FU-T40-H」がセールで26%オフの2万2000円に (2026年09月08日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー