「いかにもハイエンドな売れ方です」――「GeForce GTX TITAN」の評判古田雄介のアキバPickUp!(1/4 ページ)

» 2013年03月04日 10時50分 公開
[古田雄介(ぜせ)&ITmediaアキバ取材班,ITmedia]

「POPを出す前に売れましたよ」

GeForce GTX TITANを搭載した、Palitの「NE5XTIT010JB-P2083F」。価格は11万9800円だ

 先週、多くのショップで一際注目されていたのは、NVIDIAのシングルGPU最上位の「GeForce GTX TITAN」を搭載したグラフィックスカードだ。複数のメーカーから登場し、12万円弱から14万円弱の価格で出回っている。しかし、ハイエンドユーザーの需要に流通量が追いついておらず、アキバ全体で品薄状態だ。

 GeForce GTX TITANは、GeForceファミリーでシングルGPU最上位だった「GTX 680」の上位にあたるモデルで、世界最速のスーパーコンピューター「TITAN」に採用されているコアを転用しているのが特徴だ。

 GTX 680と比べて、メモリバンド幅が256ビットから384ビットになるほか、自動オーバークロック機能が「GPU Boost 2.0」に進化している。一方、ピーク消費電力も最大195ワットから最大250ワットに上昇しており、補助電源コネクタが標準で8ピン+6ピン構成になっている点には注意したい。

 BUY MORE秋葉原本店は「GTX 680と比べても目に見えてパワフルですが、リファレンスデザインのカード長が265ミリと短めで、コンパクトなケースにも組み込めるなど、意外と小回りも利きます」と語る。ユーザーの評価も上々のようで、「POPを出す前に売れてしまいましたよ」というショップも複数あった。

 ただし、同時にハイエンドの主流にはならないとの評価も多い。TSUKUMO eX.は「何しろ高価ですから。(デュアルGPU構成の)GTX 690搭載カードにひかれる人は買うと思いますが、コストパフォーマンスの面でも評価されているGTX 680の代わりにはならないでしょう」と話す。別のショップも「スタートダッシュがすごくて、わずかなハイエンドユーザーの需要を満たしたら高根の花になる、いかにもハイエンドといった売れ方だと思います。その辺りは一般ユーザーに広がっていったGTX 680とは違う気がしますね」と分析していた。

 ただし、入荷後即売り切れが多発する状況で、需要が満ちるのはまだ先のようだ。ドスパラ パーツ館は「これからMSIやASUSTeK製のGTX TITANカードも登場する予定です。それぞれ少数入荷だと思いますし、待っている人は少なくないでしょう」と語る。

週末まではZOTACの「ZT-70101-10P」とギガバイトの「GV-NTITAN-6GD-B」を入荷するショップが多かった(写真=左)。TSUKUMO eX. 3階に貼られていた、手書きの完売告知(写真=中央)。GTX 680カードは4万円台から5万円台で落ち着いている(写真=右)

※記事初出時、一部写真とキャプションに誤りがありました。おわびして訂正いたします。

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