“Ultrabook並み”のハイスペックなタブレット――「ICONIA W700D」でWindows 8を満喫するCore i5+高速SSD+IPSフルHD液晶で9万円(1/4 ページ)

» 2013年04月01日 19時30分 公開
[鈴木雅暢(撮影:矢野渉),ITmedia]
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Core i5搭載の“サクサク”Windows 8タブレット登場

 「ICONIA W700D」は、日本エイサーのタブレットブランド「ICONIA」シリーズの最上位モデルとなるWindows 8タブレットだ。同時期に発表された「ICONIA W510」がCPUにAtom Z2760(1.8GHz)を採用するのに対し、本機はフルHD表示(1920×1080ドット)に対応した11.6型ワイド液晶ディスプレイを備え、CPUにCore i5を搭載するパワフルなスペックと、カバー一体型のBluetoothキーボードが付属する点が大きな特徴だ。気になる性能や使い勝手を検証していこう。

 ボディの重量は約950グラムだ。Core i5を搭載するだけあって、Atom Z2760搭載のWindows 8タブレットと比べるとかなり重い。やや大柄で厚みもあるが、剛性感が高くガッシリとした印象を受ける。背面にはきめ細かな明るいシルバーの塗装が施してあり、華やかな高級感を演出している。横位置の状態で本体サイズは295(幅)×191(高さ)×11.9(厚さ)ミリと、11.6型のタブレットとしては標準的なフットプリントだ。

photophoto Core i5を搭載するWindows 8タブレット「ICONIA W700D」(写真=左)。金属製ボディは表面仕上げも丁寧で高級感がある。ボディサイズは295(幅)×191(高さ)ミリと、11.6型という画面を考えれば標準的ではあるが、10型クラスのタブレットと比べるとかなり大きく感じる。厚さは11.9ミリで、重量は約950グラムだ(写真=右)

 本体には2基のUSB 3.0のほか、Micro HDMI出力、ヘッドフォン/ライン出力共用端子などを搭載し、Webカメラは前面と背面(500万画素)の両方に装備している。OSは64ビット版Windows 8をプリインストールする。Windows 8を利用する上でUSB 3.0に対応した点は大きなアドバンテージだが、メモリカードスロットが搭載されていない点は少し残念だ。

 本体内蔵のバッテリー容量は54ワットアワーで、バッテリー動作時間の公称値は約9時間となっている。多くのタブレットと同様に、ユーザーによるバッテリーの着脱はできない。付属のACアダプタは、実測のサイズが65(幅)×90(奥行き)×22(厚さ)ミリとスリムだが、ACケーブルが3ピンでかさばるのが難点だ。重量は実測で312グラムとやや重い(ACケーブル込み、アダプタ自体は207グラム)。

photophoto 上面には排気口と画面回転ロックボタンを配置する(写真=左)。底面の左右にステレオスピーカーを搭載する。音質補正/サラウンド設定が行える「ドルビーホームシアター v4」に対応しており、音質も悪くない(写真=右)
photophoto 左側面は上から(写真では左側)Micro HDMI出力、USB 3.0、電源入力がある(写真=左)。右側面は上から(写真では右側)から電源ボタン、音量調整ボタン、ヘッドフォン/マイク兼用端子を備える(写真=右)
photophoto 付属のACアダプタのサイズは実測で65(幅)×90(奥行き)×22(高さ)ミリ。スリムでおさまりのよいフォルムだが、ACケーブルが3ピン仕様でかさばるところは惜しい。重量を計ったところ、ACケーブル込みで312グラム、ACケーブルなしで207グラムだった(写真=左)。画面出力用にMicro HDMIポートを装備しており、アナログRGB変換アダプタが付属する(写真=右)
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