サードウェーブデジノスは7月11日、Androidタブレット端末「Diginnos Tablet」シリーズ2機種を発表、同日より予約販売を開始した。ラインアップは、7型ワイド液晶を搭載する「DG-D07S」と10.1型ワイド液晶を搭載する「DG-Q10S」の2モデルで、価格は順に1万2980円、1万9980円。7月24日に店頭発売する。
Diginnos Tabletは、ドスパラ20周年を記念して発売され、1万円を切る価格で注目を集めた「ドスパラタブレット」の後継モデルだ。
サードウェーブデジノスの大塚氏は、ドスパラタブレットのヒット要因としてコストパフォーマンスの高さなどを挙げ、「もともとドスパラで商品を購入する層は、厳しい選択眼を持つ一方で、遊び心も理解している方が多い。(ドスパラタブレットが)技術的好奇心をくすぐる製品だったこともヒットの要因。液晶ディスプレイの品質でご迷惑をおかけすることもあったが、返品対応後も販売自体は順調だった。実際にお店で手にとってもらい、価格に見合う製品だとご評価いただけたのだと思う」と述べた。
「今回投入する新モデルも、価格以上の性能・機能を備えた“遊べるタブレット”という方向性を引き継いだ。円安もあって1万円を切ることはできなかったが、性能を向上しながらなんとかこの価格を実現できた。“目利き”のユーザーに満足してもらえると思う」(同氏)。
7型ワイドのDG-D07Sは、従来より一回り大きい1280×800ドット表示の5点マルチタッチ対応液晶ディスプレイを搭載する。CPUには、1.2GHzで動作するデュアルコアのRockchip RK3168(Dual Core Cortex-A9+PowerVR SGX540)を採用。1Gバイトメモリと8Gバイトのストレージを備える。OSはAndroid 4.2だ。
インタフェースは、microSDメモリーカードスロット(microSDHC対応)、miniHDMI、Micro USB、ヘッドフォン出力など。無線機能としてIEEE802.11b/g/n対応無線LANとBluetooth V2.1+EDRを搭載するほか、前面約30万画素/背面約200万画素のカメラや、加速度センサー、スピーカー(モノラル)、マイクを内蔵する。
本体サイズは約191(幅)×113(奥行き)×7.9(厚さ)ミリ、重量が約272グラム。3.7ボルト/3000ミリアンペアアワーのバッテリーで約4.5時間の駆動が行える。外装はアルミ合金製で背面にヘアライ加工を施したデザインだ。
一方のDG-Q10Sは、CPUにクアッドコアのRockchip RK3188(Quad Core Cortex-A9+Mali-400MP4)を採用する。メモリ容量は1Gバイト、ストレージ容量は16Gバイト。10点マルチタッチ対応の10.1型(1280×800ドット)液晶ディスプレイを備える。OSはAndroid 4.1だ。
インタフェースは、7型のDG-D07Sとほぼ同じで、microSDメモリーカードスロット(microSDHC対応)、miniHDMI、Micro USB、ヘッドフォン出力という構成。無線機能としてIEEE802.11b/g/n対応無線LANとBluetooth V4.0+EDRを装備するほか、前面約30万画素/背面約200万画素のカメラ、加速度センサー、スピーカー(モノラル)、マイクを内蔵する。
本体サイズは、約263(幅)×176(奥行き)×8.5(厚さ)ミリ、重量は約544グラム。3.7ボルト/6000ミリアンペアアワーのバッテリーを内蔵し、駆動時間は約7時間となっている。
なお、両モデルとも液晶パネルの駆動方式は非公開。目視の印象では視野角は広めだったが、視野角や輝度などのスペックについても回答は得られなかった。また、GmailなどのGoogle純正アプリはインストールされておらず、Google Playも利用できない。従来同様、アプリマーケットはTapnow Marketを利用する仕様だ。
このほか、日本語入力としてSimeji、ファイル管理アプリにESファイルエクスプローラー、動画プレイヤーとしてMX動画プレイヤー、オフィススイートとしてKINGSOFT Office for Android(30日体験版)など、いくつかの定番アプリがプリインストールされる予定だ。予約先着600名(ドスパラ各店舗300名、ドスパラ通販300名)を対象に専用保護シートがプレゼントされる。
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