搭載インタフェースは以下の通り。
| 搭載インタフェース | IdeaTab A1000 | Diginnos Tablet DG-D07S |
|---|---|---|
| 正面 | ディスプレイ、スピーカー(ステレオ/横位置時に左右に配置)、30万画素フロントカメラ | ディスプレイ、スピーカー(モノラル/縦位置時に下)、30万画素フロントカメラ |
| 底面 | ─ | 200万画素リアカメラ |
| 上面 | 電源ボタン、3.5ミリヘッドフォン、USB Micro-B(充電/USBホスト機能) | リセットボタン、DC入力(5ボルト)、Mini HDMI出力、USB Micro-B(USBホスト機能付き)、3.5ミリヘッドフォン |
| 下面 | 外部マイク | ─ |
| 左側面 | SIMカードスロット(ただし機能は非搭載。国内モデルは3G/LTEモジュール内蔵モデルは用意なし) | 外部マイク、ボリューム調整、電源ボタン |
| 右側面 | microSDスロット、ボリューム調整 | microSDスロット |
搭載インタフェースの違いは、外部ディスプレイ出力をサポートするMini HDMI出力の有無とDC入力端子の有無。Diginnos Tablet DG-D07SはDC5ボルト入力ながら、やや高出力な2.5アンペアを要するピン端子のACアダプタで充電する仕様。一方のIdeaTab A1000はいわゆるUSB充電が可能で、DC5ボルト/1.5アンペア出力のUSB充電器が付属する。想定範囲外の使い方となるが、同等の出力が得られる汎用USB充電器やUSBモバイルバッテリーなども併用できる。
搭載バッテリーはIdeaTab A1000が3.7ボルト/3500mAh、Diginnos Tablet DG-D07Sは3.7ボルト/3000mAh。公式スペックでのバッテリー動作時間はIdeaTab A1000が約8時間(Wi-Fi使用時)、Diginnos Tablet DG-D07Sは約4.5時間(無線通信オフ/連続動画再生)。左記載の通り動作の条件が異なるため、日を改めて、条件を合わせた実動テストを行おう。

IdeaTab A1000はUSB充電に対応。付属ACアダプタは5ボルトUSB/1.5A出力の仕様だ(写真=左) Diginnos Tablet DG-D07Sは専用のACアダプタで充電する。付属ACアダプタは5ボルト/2.5A出力(写真=右)このほかの主な仕様は以下の通り。
| スペック | IdeaTab A1000 | Diginnos Tablet DG-D07S |
|---|---|---|
| 画面サイズ(液晶パネル方式) | 7型ワイド(TN) | 7型ワイド |
| 解像度 | 1024×600ドット | 1280×800ドット |
| タッチパネル | 静電容量方式/5点マルチタッチ | 静電容量方式/5点マルチタッチ |
| プロセッサ | MediaTek 8317 1.2GHz(デュアルコア Cortex-A9+PowerVR SGX531) | Rockchip RK3168(デュアルコア Cortex-A9+PowerVR SGX540) |
| メインメモリ | 1Gバイト | 1Gバイト |
| 内蔵ストレージ | 16Gバイト | 8Gバイト |
| OS | Android 4.1.2 | Android 4.2 |
| 本体サイズ(幅×高さ×厚さ) | 121×199×10.7ミリ | 113×191×7.9ミリ |
| 重量 | 約350グラム | 約272グラム |
| 外部メモリカードスロット | microSD(SDHC 最大16GB) | microSD(SDHC 最大32GB) |
| 外部ディスプレイ出力 | ─ | Mini HDMI |
| USBポート | USB Micro-B(OTG対応) | USB Micro-B(OTG対応) |
| アプリケーション入手 | Google Playストア | Tapnowマーケット |
| 無線LAN | IEEE802.11b/g/n(2.4GHz帯) | IEEE802.11b/g/n(2.4GHz帯) |
| Bluetooth | 4.0 | 2.1+EDR |
| 搭載センサー | GPS、加速度、明るさ | 加速度 |
| カメラ | フロント30万画素 | フロント30万画素、リア200万画素 |
| スピーカー | ステレオ(ディスプレイ面上下) | モノラル(ディスプレイ面下部) |
| マイク | 内蔵 | 内蔵 |
| マイク/ヘッドフォン端子 | 3.5ミリ | 3.5ミリ |
| バッテリー | 3.7ボルト/3500mAh | 3.7ボルト/3000mAh |
| 動作時間 | 約8時間(Wi-Fi接続+Web利用時) | 約4.5時間(通信オフ+動画再生時) |
| ACアダプタ | 5ボルト/1.5A出力(USB端子) | 5ボルト/2.5A出力(専用ピン端子) |
| 付属日本語入力アプリ | simeji | simeji |
| 付属品 | USB ACアダプタ、USB Standard-A(オス)ーMicro-B(オス)ケーブル | ACアダプタ、USB Standard-A(オス)ーMicro-B(オス)ケーブル、USB-OTGケーブル |
| 価格 | 1万8000円前後 | 1万2980円(直販サイト価格) |
それぞれ大きく異なる仕様は、OSのバージョン、プロセッサ、内蔵ストレージ容量、Google Play対応か否か、外部ディスプレイ出力があるか、外部スピーカーがステレオかモノラルか、GPSの有無──などだろうか。
Diginnos Tablet DG-D07Sは、OSにより新しいAndroid 4.2を採用するが、Google認証を受けていない機器となる。Google系アプリ(Google Playストア、Playムービー、Chromeなど)はプリインストールされず、特にアプリ入手に使用する主要サービスの1つであるGoogle Playには非対応である点に少々注意が必要だ。アプリの入手はプリインストールする「Tapnowマーケット」などを用いるか、何らかの方法で対象のapkファイル(Androidアプリケーションのインストールファイル)を入手してインストールする。Google認証機器であるIdeaTab A1000と比べるとその難易度はやや高めなので、ある程度Android機器に慣れた人向けととらえてほしい。
ディスプレイ面に2つの外部スピーカーがあるIdeaTab A1000は「音がきちんと大きく出る」のに驚く(最大にするとうるさすぎるほどである)。スマートデバイスは小型/薄型のボディにスピーカーを内蔵しなければならないため、音質そのものの前に「ボリュームを最大にしても、音が小さい」となりがち。動画/音楽再生シーンにて“外部スピーカーで普通に楽しみたい”と思う人は、こういった部分も比較ポイントに据えてみるのもよさそうだ。
(続く)
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