Retina版のiPad miniに“当たり外れ”はあるのかな?:週末アップルPickUp!

» 2013年08月05日 22時00分 公開
[青山一丁目りんご園,ITmedia]
Nexus 7 2013

 Googleが7型Android端末の新モデル「Nexus 7 2013」を発表したことで、アップルファンでなくても気になるのが、次世代「iPad mini」の“Retina”化です。

 現行iPad miniの16Gバイトモデルは329USドル。一方、1920×1200ドット表示に対応した新Nexus 7の16Gバイトモデルは229USドルと100ドルも安く、pixel per inch(ppi)もiPad miniの163ppiに対して323ppiと2倍近い開きがあるわけです。AndroidとiOSの比較はできませんが、ハードウェアに限れば、競争力維持のために次世代iPad miniの高画素密度化は重要でしょう。

 iPad miniが発表されたとき、「確かに解像度は物足りないかもしれない。おそらく次のモデルはRetinaになるだろう。だからといって、今iPad miniを買わない理由はない。“高解像度なiPad mini”が出たらそれも買えばいいだけだ」と、いかにもアップルファンらしい考え方で納得してきましたが、今回もRetina化が見送られるとしたら、これ以上ないくらい信仰心を試される気がします。

「Apple's Next iPad Mini Will Likely Have 'Retina' Display From Samsung」/Wall Street Journal

 というわけで、先週Wall Street Journalが、「10〜12月期に発売する新iPad miniは高解像度なRetinaディスプレイを搭載する」ことを関係者の話として伝えていました。

 その中で挙げられているパネルの供給ベンダーは、シャープ、LG Display、Samsung Displayの3社。年間、圧倒的な台数の製品を販売するアップルにとって(同社は2013年第1〜3四半期で5700万台のiPadを販売している)、例え泥沼の訴訟を引きずるSamsungとの協業も、安定した部材供給のためには必要だ、ということのようです。アップルとSamsungの確執は消費者視点に立つとわりとどうでもいいことなのですが、自分が購入した製品にどのパネルが使われるか分からない、というマルチベンダーの問題も相変わらず。

 最近の話題では、MacBook Airに採用されているPCI Express接続のSSDが、供給ベンダーによってかなり性能に差があるというのもそうですし、PCパーツを産地やロットで指定買いしたことがある人なら、“届く製品が運まかせ”というのは少し気持ち悪いかもしれません。

 アップルは高度なキャリブレーション技術により、一部のMacで搭載パネルのベンダーによる違いを吸収した高品質なディスプレイを実現しています。Retina化した次世代iPad miniがどの程度液晶ディスプレイの品質をそろえられるのか、あるいはどれかが“当たり”(あるいは“外れ”)になってしまうのか、ちょっと気になるところです。

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