| ココが「○」 |
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| ・10型クラスのPC&タブレットである |
| ・Bay Trail-T/Win 8.1/15.8時間動作 |
| ・実売4万円台からと低価格 |
| ココが「×」 |
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| ・タブレットとしては少し重め |
| ・32GB eMMCのみでは容量不足? |
| ・HDD/Office付きは価格が少し上昇 |
実売4万4800円前後からのWindows 8.1搭載2in1デバイス「TransBook T100TA」。32Gバイト eMMC搭載の「T100TA-DK32G」(評価機)のほか、32GバイトeMMC+500GバイトHDD+Office Home and Business 2013付きの「T100TA-DK532GS」、64GバイトeMMC+500GバイトHDD仕様の「T100TA-DK564G」があるASUSTeK Computer(以下、ASUS)の「TransBook T100TA」シリーズは、ノートPCスタイル/タブレットスタイルを両立する、ディスプレイ分離型のWindows搭載2in1デバイスだ。ディスプレイサイズは10.1型ワイド。PCとしての基本パーツをタブレット本体にまとめて内蔵しており、単体ではタブレットとして、付属するキーボードドックへ装着するとノートPCとして使用できる。
厚さは約10.5ミリ(キーボードドック付きで約23.6ミリ)、重さは約550グラム(キーボードドック付きで約1.07キロ)と、タブレット単体はもちろん、キーボードドック込みのノートPCとしてもモバイル利用に適する手ごろなサイズ感を実現する。バッテリー駆動時間も約15.8時間と長めで、喫茶店や観光など外出時に持ち出して使うのはもちろん、プライベートルームからリビングルームやベランダなど自宅の好きな場所などにも気軽に持ち運んで使える実力を秘めている。
基本仕様は、開発コード名:Bay Trail-T世代のタブレット向けSoCとWindows 8.1の組み合わせで動作するWindowsマシンだ。CPUはAtom Z3740(1.33GHz/最大1.86GHz)、メインメモリは2Gバイト、ストレージは32GバイトeMMC、ディスプレイは1366×768ドット表示で静電タッチパネルを備えた10.1型ワイドIPS液晶パネルを採用する。
ストレージ容量については、32GバイトeMMCを搭載する当評価機「T100TA-DK32G」のほか、32Gバイトないし64GバイトeMMCに500GバイトHDDをキーボードドックに内蔵した上位モデル「TA-DK532GS」と「T100TA-DK564G」を用意する。

天面は光沢のある濃いグレー。樹脂素材だが、安っぽいなどといった悪い印象は受けない。タブレットの本体にバッテリーも内蔵しているので、普通のノートPCとして見るとディスプレイ部はやや厚め。とはいえ実際に使うとそこはあまり気にならなかったりもする
ディスプレイは1366×768ドット表示のIPS液晶。5点マルチタッチ対応のタッチパネルももちろん搭載する(写真=左) キーボードドックは日本語JIS配列の87キーアイソレーションデザインとジェスチャー操作対応のクリックパッドを備えた、いわゆるノートPCとして普通に使える構成。ただ、10.1型サイズに合わせてあるため、サイズは全体的にやや小さめだ(写真=右)
キーボードドック装着状態で、前面/後面から。キーボードドック装着時は厚さ約23.6ミリ、実重量は1106グラムだった。上位のキーボードドックHDD内蔵モデルはこれに加えてHDD分の重量(プラス約63グラム)が加算される
本体左側面は標準サイズのUSB 3.0×1(キーボードドック)、Windowsキー(に相当)、ボリューム調整ボタン、右側面はmicroSDスロット、Micro HDMI出力、Micro USB(充電端子兼用)、3.5ミリイヤフォン/マイク兼用端子が備わる(いずれも本体)
タブレット単体状態で上面/底面から。単体では、厚さ10.5ミリ、実重量は587グラムだった。上面に電源ボタンと通電状態通知LED、右側に内蔵モノラルマイクの穴がある。底面には、中央にキーボードドックとの接続インタフェースがある。左右の長方形の穴はキーボードドック接続時に本体をしっかりと安定させるためのガイド用ホールだ
タブレット単体状態で左側面/右側面 インタフェースの多くは本体に備えているので、外出時はタブレット単体でもこと足りる感じ。SDメモリーカードスロットやHDMI出力端子はともかく、可能であれば2.0でもよいので標準サイズのUSB端子があるとうれしかった
本機は5ボルトUSB充電が可能。付属ACアダプタは5ボルト/2アンペア出力で、USB Standard-Aメス端子が備わる。小型なので携帯もしやすい(写真=左) 搭載キーピッチは約17(横)×14(縦)ミリ。ちょっと窮屈だが、サイズ感を考慮すると入力性は悪くない。ただ、クリックパッドはカチッカチッと無駄に大きく鳴るクリック音がやや印象が悪かった。こちらは評価機固有の個体差であればよいが……(写真=右)| TransBook T100TA(T100TA-DK32G)の主な仕様 | |
|---|---|
| 製品名 | TransBook T100TA(T100TA-DK32G) |
| メーカー | ASUSTeK Computer |
| OS | 32ビット版Windows 8.1 |
| 本体サイズ(幅×高さ×厚さ) | タブレット:約263×171×10.5ミリ キーボードドック込み:約263×171×23.6ミリ |
| 重量(実測値) | タブレット:約550グラム(578グラム) キーボードドック込み:約1.07キロ(1106グラム) |
| 画面サイズ(液晶方式) | 10.1型ワイド(IPS) |
| アスペクト比 | 16:9 |
| タッチパネル | 静電容量式・5点マルチタッチ対応 |
| デジタイザ | ─ |
| ディスプレイ解像度 | 1366×768ドット(約155ppi) |
| CPU(コア数/スレッド数) | Atom Z3740(4/4) |
| 動作周波数 | 1.33GHz/最大1.86GHz |
| チップセット | CPU内蔵 |
| vPro | ─ |
| GPU | CPU内蔵 |
| メモリ | 2Gバイト(LPDDR2/1066MHz 最大2Gバイト) |
| メモリスロット(空きスロット数) | 内蔵(0) |
| ストレージ(評価機実装) | 32GバイトeMMC(SanDisk「SEM32G」)(ほか、キーボードドックに500GバイトHDDを内蔵したデュアルストレージ仕様の上位モデルあり) |
| 無線LAN | IEEE802.11a/b/g/n(Broadcom SDIO Adapter) |
| Bluetooth | Bluetooth 4.0 |
| NFC | ─ |
| センサー | 電子コンパス、加速度センサー、ジャイロスコープ |
| 有線LAN | ─ |
| ワイヤレスWAN | ─ |
| キーボード | 日本語JIS 87キー(キーボードドック) |
| キートップ仕様・形状 | アイソレーション |
| キーピッチ | 約17×14ミリ |
| キーストローク | 約1.5ミリ |
| キーボードバックライト | 非搭載 |
| ポインティングデバイス | クリックパッド(左右ボタン統合) |
| 主なインタフェース | タブレット:Micro USB×1(充電端子兼用)、Micro HDMI×1、microSDスロット(SDXC対応)、ヘッドフォン/マイクコンボ(3.5ミリ)、Webカメラ(イン126万画素) キーボードドック:USB 3.0×1、ドッキングポート |
| メモリカードスロット | microSD(SDXC対応) |
| SIMカードスロット | ─ |
| その他カードスロット | ─ |
| スピーカー(音質補正ソフトウェア) | ステレオ(─) |
| マイク | モノラル |
| 指紋センサー | ─ |
| セキュリティチップ | ─ |
| セキュリティロックポート | 非搭載 |
| バッテリー動作時間 | 約15.6時間 |
| バッテリー仕様 | 28ワットアワー(CPUID HWMonitorで確認) |
| ACアダプタ実測サイズ(幅×奥行き×高さ) | 約43×43×23ミリ |
| ACアダプタ実測重量(本体のみ/ケーブル込み) | 約47グラム/約69グラム |
| ACアダプタ出力仕様 | 5ボルト/2アンペア |
| ACアダプタ対応電圧 | 100〜240ボルト(50/60Hz) |
| DC端子形状 | USB Micro-B |
| プラグケーブル端子形状(ACアダプタ側) | USB Standard-A |
| 防水/防滴 | ─ |
| カラーバリエーション | ダークグレー |
| オフィススイート | Kingsoft Office(評価機内蔵 ほか、Office Home and Business 2013をプリインストールした上位モデルあり) |
| 価格 | オープン(発売時価格4万4800円前後) |
| 発売日 | 2013年11月2日 |
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