グラフィックスカードの新製品で注目を集めていたのは、MSIのRadeon R9 290カード「R9 290 Twin Frozr 4S OC」だ。価格は6万円弱。同社オリジナルの「TWIN FROZR IV」を搭載したオーバークロックモデルで、4GバイトのGDDR5メモリを搭載する。
TSUKUMO eX.は「ようやくR9 290のオリファン(オリジナルファン=オリジナルクーラー)モデルが登場しました。リファレンスではなく各社のオリファンを待っているユーザーは多いので、待望といったところです」と語る。
Radeonのハイエンドは現在もリファレンスモデルが多く、昨年末に登場したギガバイトやMSIのR9 290X搭載オリジナルクーラーモデルは売り切れが続出した。人気に供給が追いつかない状況は現在も変わっていない様子だ。同店は「今回は、R9 290Xで搭載したクーラーをR9 290にも使うというメーカーが多いようですが、R9 290X用クーラー自体の開発が遅れているんですよ。R9 290Xは熱いので、調整に時間がかかっているみたいですね」と背景を解説する。
一方、ストレージ関連ではサムスンのmSATA SSD「SSD 840 EVO mSATA」の500Gバイトモデルが登場している。価格は3万7000円弱だ。1月初旬に登場した120Gバイトと250Gバイトモデルに続く3製品目で、連続書き込み速度は520Mバイト/秒、連続読み込みは540Mバイト/秒となる。
パソコンハウス東映は「840 EVOシリーズ全体でランダム速度が速いので、注目している人は多いと思います。mSATA SSDとしてもちょうどいいくらいの大容量なので、近日中に登場予定の1Tバイトモデルが出回っても、安定して売れるんじゃないでしょうか」と話していた。
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