それでは性能をチェックしていこう。CINEBENCH R11.5およびR15のCPUスコアは、順に2.46(pt)、228(cb)となった。ビデオ編集をガリガリやるには少々厳しい半面、日常的な用途やデジカメで撮影した写真を加工するといった用途であれば十分だろう。
CrystalDiskMarkの結果をみると、128GバイトSSDをシステムドライブにしていることもあり、高いスコアをマークした。mSATA接続のため最新のハイエンドSSDに比べると少々見劣りはするものの、リード467Mバイト/秒は十分に高速で、OSの起動やシステムの復帰も高速だ。ただ、ライト速度が遅いのは気になるところ。シングルチャンネルながら8Gバイトのメモリも積んでいるので、さまざまなアプリケーションがきびきびと動いてくれるのはうれしい。
システムの性能を総合的に評価するPCMark 7は総合スコアで3158、PCMark 8はHomeが2335、Creativeが2403、Workが3503という結果だ。11.6型モバイルPCとしてはまずまずスコアで、SSDの恩恵から体感的にもサクサクと動いてくれるため、普段使いのPCとしては何ら不満を感じることはないだろう。一方、CPU内蔵グラフィックスがHD Graphics 4400なので、ブラウザベースのゲーム以外の用途は期待しないほうがいい。
以上、マウスコンピューターの11.6型モバイルPC「LuvBook C」シリーズから、SSD+HDD構成を採用する「LB-C301S-SH」を見てきた。本機は極端にボディが薄いわけでも、軽いわけでも、デザインに優れているわけでもない。しかし、PCに求められる必要十分な性能をきちんと満たし、SSDによる快適さも備えつつ、さらにWindows 8のタッチ機能に対応したうえで、約8万円という価格を実現している点は注目に値する。一見すると退屈な製品のように思えるが、よく見ればそこには「きちんとした“道具”をリーズナブルな価格で提供していく」という同社の確かな思想がある。タッチ世代のモバイルノートPCを探している人は、是非候補に加えておくべき1台だ。

→PC USER特設ページ「mouse computer station」
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