AMDは、9月2日にAMD FXシリーズの新モデルとして「FX-8370」「FX-8370E」「FX-8320E」を発表した。日本市場における出荷開始は9月中旬の予定で、税別の実売予想価格はFX-8370とFX-8370Eが2万1980円、FX-8320Eが1万6180円だ。
いずれのモデルもCPUコアにPiledriver世代を採用して8コアを実装する。CPUソケットAM3+に対応する。コアで共有する3次キャッシュメモリの容量は8Mバイトで、統合するメモリコントローラは、DDR3に対応してメモリクロック1866MHzをサポートする。チップセットはAMD 990FX、AMD 990X、AMD 980G、AMD 970が利用できる。また、ほかのFXシリーズと同様に、CPU倍率変更設定のロックを解除している。
FX-8370とFX-8370Eは、FXシリーズの「FX-9370」の下、FX-8350の上になる。FX-8370のTDPは125ワットでFX-8370EはそのTDP95ワット版、FX-8320EはFX-8320のTDP95ワット版という関係だ。
FX-8370とFX-8370E、FX-8320Eの主な仕様は以下の通りだ。
モデルナンバー | FX-8370 | FX-8370E | FX-8320E |
---|---|---|---|
Piledriver Core | 8基 | 8基 | 8基 |
コアクロック | 4GHz/最大4.3GHz | 3.3GHz/最大4.3GHz | 3.2GHz/最大4GHz |
3次キャッシュメモリ | 8Mバイト | 8Mバイト | 8Mバイト |
メモリコントローラ | DDR3-1866MHz | DDR3-1866MHz | DDR3-1866MHz |
TDP | 125ワット | 95ワット | 95ワット |
CPUソケット | AM3+ | AM3+ | AM3+ |
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