プチコンmkIIではQRコードを使ってプログラムやリソースを外部と受け渡すことができた。プチコン3号では残念ながらそのような機能は廃止されてしまった。3DS本体で撮影した写真や動画などの取り込みもできないので、グラフィックデータの準備・調達は基本的にはプチコン3号の中で完結することになるだろう。
操作系以外の入力インタフェースは新たに追加されたマイク入力のみ。マイク入力を利用する場合はマイクを有効化した後にMICSTARTでサンプリングを開始する。サンプリングレートは8180Hz、10910Hz、16360Hz、32730Hzの4種類、ビット数は8ビットもしくは16ビット。秒数は8180Hz/8ビットで最大32秒、32730Hz/16ビットで最大4秒だが、ループモードにすると指定秒数内で上書きを繰り返す。
プチコン3号の開発元スマイルブームの所在地「サッポロシティ」に思いを馳せつつ、いろいろ期待したいところだ。
説明
特殊機能の利用宣言(先に宣言しないと機能しない)
引数
使用する機能名
MOTION:モーションセンサー、ジャイロセンサー
EXPAD:拡張スライドパッド
MIC:マイク
説明
マイクからのサンプリング開始
※事前にXON MICで使用宣言する必要あり
引数
サンプリングレート
0:8180Hz 1:10910Hz 2:16360Hz 3:32730Hz
ビット数
0:8ビット 1:16ビット
秒数
0:ループモード 1〜:サンプリング秒数
(8180Hz、8bit時最大32秒、16bit時最大16秒)
(10910Hz、8bit時最大24秒、16bit時最大12秒)
(16360Hz、8bit時最大16秒、16bit時最大8秒)
(32730Hz、8bit時最大8秒、16bit時最大4秒)
※ループモードでは、最大サンプリング数を超えると先頭から上書きするので注意
説明
マイクからのサンプリングを停止
変数=MICDATA(取得位置)
説明
マイクからのデータ取得
指定位置のサンプリングデータを返す
引数
取得位置
0〜(ビット数と最大秒数で範囲が決まる)
※ループモードの場合、範囲チェックは行われない
戻り
波形データ(128基準の8ビットまたは32768基準の16ビット数値)
説明
マイクからのサンプリング中の現在位置
内部サンプリングバッファの先頭からの位置を示す
説明
マイクの内部サンプリングバッファのサンプリング数
説明
内部サンプリングメモリーから配列へのコピー
引数
取得位置
取り込み始める位置(0〜)
サンプル数
取り込む数(省略時:サンプリングバッファ全体)
配列名
取り込んだサンプリングデータの格納先
配列の要素数がサンプル数より少ない場合、1次元配列に限って自動的に要素が追加される
次回は漢字出力と文字コードに触れることにしよう。
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