一方、開発コード名“Broadwell”こと、第5世代のCoreプロセッサー・ファミリーを搭載した小型PCベアボーン「BROX」と、2.5インチHDD/SSDを搭載可能な「BRIX s」に、それぞれCore i7-5500U、Core i5-5200U、Core i3-5010U搭載モデルを追加する。
Broadwell世代を搭載したBRIXのボディサイズや基本仕様は、現行モデルと共通する。2.5インチHDD/SSD用スロットを備える「BRIX s」は、107.6(幅)×114.4(奥行き)×46.8(高さ)ミリのボディに4基のUSB 3.0、ヘッドセット端子、有線ギガビットイーサネット、そして、映像出力インタフェースとしてHDMIとmini DisplayPortを備える。また、無線接続としては、IEEE 802.11ac準拠の無線LANとBluetooth 4.0を実装したmini PCIモジュールをオンボードで装備する。
システムメモリでは、DDR3L-1600に対応したSO-DIMMスロットを2基搭載するとともに、ストレージはmSATAとSerial ATA 6.0Gbps対応2.5インチストレージをサポート。これに加えて、Core i7搭載モデルではNFCも利用できる。
基本モデルとなる「BRIX」は、107.6(幅)×114.4(奥行き)×33.9(高さ)ミリのボディを採用し、2.5インチストレージ対応以外は、BRIX sと同じ仕様となる。ブリックス氏は、第5世代Coreプロセッサー・ファミリー搭載モデルと現行モデルを比較したベンチマークテストの結果を公開しているが、Core i7搭載モデルでは、CPU性能で76%のパフォーマンス向上を果たし、全モデル共通となるグラフィックス性能でも20%の性能向上を確認できたとアピールする。この第5世代のBRIXについても、“Iris Pro”対応モデルなどのバリエーションを増やしていく意向を示しており、Broadwell世代でも小型PCの進化を継続していきたい考えを示している。
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