既報の通り、「OS X El Capitan」の一般ユーザー向けβプログラムが始まったので早速インストールしてみた。
まずは「Apple Beta Software Program」のWebページにアクセス。βプログラムの参加にはApple IDが必要なので、ページ中段にある「登録」ボタンからApple IDでサインインする。
Apple IDでサインインするとプログラムの参加契約が表示される。内容を読んで「承諾」をクリックする(ちなみに日本語だけでなく、英語をはじめ7カ国語で表示できるが、Apple Beta Software Program Agreementは英語のまま)。
次にパブリックβ用のガイドページが表示されるので、初めての場合はMac App Storeからβ版を入手するためにMacを登録する。なお、iOS 9のβプログラムも同様で、試したいときはiOSデバイスを登録すればいい。
なお、同バージョンはあくまでユーザーフィードバックを受けてバグフィックスや今後の改良を行うためのβ版。仕事で使うマシンでの利用は推奨されないのは当然のこと、あらかじめデータはバックアップを取っておこう。ファイルはTime Machineでバックアップできる。
同ページから「OS X El Capitan Public Betaをダウンロード」を押すとMac App Storeにアクセスして自動的に引き換えコードが入力されので終了をクリック。ダウンロードが開始される。その後Mac App Storeのトップページに移動するが、進行状況は「購入済み」のタブから確認できる。容量は6Gバイトほど。
ダウンロードが終わるとインストールが始まる。「続ける」、EULAに「同意」、「インストール」を順に押す。数秒するとインストールの準備が完了し、再起動を促される。
その後、インストールが始まってバージョンアップが完了。所要時間は20数分。ダウンロードの時間を含めても全体で1時間はかからない程度だ。
El Capitanの使用感については、すでに林信行氏による詳細なレビューを掲載しているのでそちらを参考にしてほしい(国内ユーザー向けの“One more thing”:アップルは日本語デジタル化に再び革命をもたらすか?――林信行のOS X「El Capitan」世界先行レビュー(前編)/「El Capitan」の魅力を徹底解説:次世代OS Xは人気アプリキラー!? 林信行のOS X「El Capitan」世界先行レビュー(後編))。
新しい日本語入力方式の「ライブ変換」。スペースキーなどで文字を確定しなくても文章を打ち込むと自動的に変換されていく機能だ。β版ではデフォルトでオンになっている。キーボード環境設定の入力ソースタブからオン/オフを切り替えられる
使用する前は「ライブ変換」にやや懐疑的だったが、変換精度は割と高い印象を受けた。これまでの習慣から手クセでスペースキーを打ってしまわないように意識する必要があるものの、意外とすぐに慣れ、スペースを押さなくてよい分入力スピードも上がる。ただ、「羽目」「奴」などあえて片仮名や平仮名で表現したいときに「正しい変換」がじゃまをすることがある(通常はスペースで変換させずに確定すればいい場合でも勝手に変換されてしまう)
「El Capitan」の魅力を徹底解説:次世代OS Xは人気アプリキラー!? 林信行のOS X「El Capitan」世界先行レビュー(後編)
国内ユーザー向けの“One more thing”:アップルは日本語デジタル化に再び革命をもたらすか?――林信行のOS X「El Capitan」世界先行レビュー(前編)
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