例えば、日本マイクロソフトの「Surface Pro」シリーズは、キーボード兼カバーの「タイプカバー」を電子接点で接続しますが、筆者は日頃から「Surface Pro 3」を酷使しているためか、タイプカバーを接続しても認識してくれない不具合が度々発生するようになりました。
このような場合、メーカーへ修理に出すのも手ですが、その前にチェックすべきポイントがあります。それは電子接点部分の汚れです。タブレットとキーボードをつなぐ電子接点はむき出しになっていることが多く、持ち運ぶ機会が多い2in1デバイスは汚れてしまう可能性も高いのです。
日本マイクロソフトが公開している、タイプカバーが機能しない場合のトラブルシューティングには以下のように記されています。
Surfaceとカバーの接続部分の汚れを落とす
手順1: Surface をコンセントから抜き、カバーを外します。
手順2: 少量の清掃用アルコールで湿らせた柔らかい布で、Surface側とカバー側のマグネット式コネクターを拭き取ります。
手順3: カバーを再び取り付けて、すべてのマグネット式コネクターがSurfaceの下端と接触していることを確認します。カバーを正しい場所にカチッと付けます。接触部分に隙間がなく、金属が見えていないことを確認してください。正しく接続されていない場合は、カバーを取り外し、もう一度取り付けます。
手順4: キックスタンドを広げた状態でSurfaceをテーブルなどの固い平らな面に置き、もう一度カバーを使ってみます。
このように、電子接点を少量のアルコールで拭き取って汚れを除去することで、キーボードが反応しない不具合を改善できる可能性があります。
筆者のSurface Pro 3(と、Surface Pro 4用タイプカバーを組み合わせたもの)は、この方法で見事、正常に動作するようになりました。これは特別な注意事項が記載されていない限り、その他のデバイスでも同様です。キーボードの調子が悪い……そんなときは確認してみることをオススメします。
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