待望の「Oculus Rift」や「HTC Vive」といった製品版VR HMDの出荷がついにはじまり、「VR元年」感が出てきた2016年。そんな「VR(Virtual Reality)」の最新動向を学ぶのにピッタリなイベントが4月に都内で(2つも!)開催されます。主催はVR・パノラマ系ニュースサイト「PANORA」を運営しているパノラプロです。
4月20日に開催されるイベントその1は、「最新VR事情が一気にわかる!! 2016年1〜3月海外イベントまとめ」と題したもの。1月のCESは「家電」、2月のMWCは「モバイル」、3月のGDC/VRDCは「ゲーム」、同じく3月のSXSWは「コンテンツ」と、海外で開催された4つの展示会を4ジャンルで振り返るという内容です。
出演者は、CESがデジタルハリウッド大学教授の福岡俊弘氏、MWCが週刊アスキーの矢崎飛鳥氏、GDC/VRDCがテクニカルジャーナリストの西川善司氏、SXSWはKDDIの上月勝博氏となっており、いずれも現地を訪れたメンバーということで濃い〜リポートが期待できそう! 会場は渋谷ヒカリエ34階のKDDI会議室、チケット価格は1500円となります。
4月28日に開催されるイベントその2は、「Tokyo VR Meetup #04 VR×ネカフェ・アミューズメント施設の可能性」です。VRとネットカフェといえば、インターピアとejeがはじめたVR機器のレンタルサービスが話題になりましたが、このイベントではテクノブラッドとFOVEが仕掛ける、ネットカフェをVR体験の入り口(Gate)にする「Virtual Gate Project」を取り上げます。
テクノブラッドは、国内でシェア90%を誇るというネットカフェ向けコンテンツ配信ソリューションを持っており、既にMMORPGなどで利用されている実績があります。出演者はテクノブラッドの栗原俊幸氏、FOVEの小島由香さんです。
同イベントで、ネカフェと共に取り上げられるのがナムコとバンダイナムコエンターテインメントが4月15日にオープンしたVR系アミューズメント施設「VR ZONE Project i Can」です。「機動戦士ガンダム 戦場の絆」や「アイドルマスター」などの業務用ゲームを手掛けてきた小山順一朗氏、「ドラゴンボール ZENKAIバトルロイヤル」をプロデュースした田宮幸春氏が出演し、プロジェクトの軌跡を語るとのこと。会場はデジタルハリウッド大学駿河台キャンパス3Fで、チケット価格は1000円(VRコンソーシアム会員は800円)となります。
いずれもpeatixから詳細の確認と参加申し込み可能です。VRの最新事情を知りたいという方はぜひ申し込んでみてはいかがでしょうか。
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