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「9.7型iPad Pro」+「Smart Keyboard」は仕事の文字入力にどこまで使える?US配列しかないが……(2/2 ページ)

» 2016年04月27日 00時00分 公開
[山口真弘ITmedia]
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ある程度割り切りが必要だが、可搬性を重視するなら有力候補に

 もっとも、運用を工夫することで、こうした欠点を目立たなくする方法もなくはない。

 Smart Keyboardだけで文章を仕上げるのは諦め、要点だけを箇条書きにするとか、あるいは漢字変換をせず平仮名で入力するなどの割り切った使い方をすれば、少なくともソフトキーボードやフリック入力、手書き入力などに比べて入力のスピードは圧倒的に速い。メールなどそれほど長くない文章を書く用途であれば、現実的な選択肢だろう。

 何より、折りたたんだときの薄さはキーボードとは思えないほどで、また重量も持ち歩きを妨げない。多くのBluetoothキーボードはSmart Keyboardに比べて少なからず厚みがあるので、この点は大きなアドバンテージと言える。

 キーボードを使わない場合にさまざまな立て方ができるのも利点で、可搬性を優先したうえで「US配列に慣れる」「税別1万6800円という価格を許容する」の2点がクリアできるのであれば、他の候補を寄せ付けない選択肢だろう。

スタンド状態 Smart Keyboardはキーボード部を背面に回してスタンド状態で使うこともできる
側面 側面から見たところ。角度こそ変えられないものの安定性はそこそこ高く実用的だ
背面 背面から見たところ。キーボード部が背面に折りたたまれていることが分かる
ペン描画に適したスタイル たたみ方を変えずに画面を180度回転させ、Apple Pencilを使ったペン描画に適したスタイルでも使える
文字入力の例 Smart Keyboardだけで文章を仕上げるにはかなりの忍耐を必要とする。箇条書きをするためだけのツールと割り切れば、会議で議事録を作成する用途などには役立つだろう
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