もっとも、運用を工夫することで、こうした欠点を目立たなくする方法もなくはない。
Smart Keyboardだけで文章を仕上げるのは諦め、要点だけを箇条書きにするとか、あるいは漢字変換をせず平仮名で入力するなどの割り切った使い方をすれば、少なくともソフトキーボードやフリック入力、手書き入力などに比べて入力のスピードは圧倒的に速い。メールなどそれほど長くない文章を書く用途であれば、現実的な選択肢だろう。
何より、折りたたんだときの薄さはキーボードとは思えないほどで、また重量も持ち歩きを妨げない。多くのBluetoothキーボードはSmart Keyboardに比べて少なからず厚みがあるので、この点は大きなアドバンテージと言える。
キーボードを使わない場合にさまざまな立て方ができるのも利点で、可搬性を優先したうえで「US配列に慣れる」「税別1万6800円という価格を許容する」の2点がクリアできるのであれば、他の候補を寄せ付けない選択肢だろう。
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