ティーピーリンクジャパンは11月8日、無線LANルーターの新製品発表会を開催した。同社は世界120カ国で展開するネットワーク機器メーカー。世界シェアで22四半期連続の首位を獲得し、2015年は43%のシェアを占める無線LAN製品の最大手だ。創業20周年となる2016年に日本市場にも本格参入している。
新製品発表会では、日本支社長のSimon Li氏(李 超毅)が登壇し、これまで日本市場で販売した「Archer C7」と「Archer C9」を紹介。高い性能と手の届きやすい価格、デザイン性の高さが受け、6月の発売から特にオンライン販売での評価が高いとアピールした。
こうした好調な立ち上がりを受け、今回新たに3つの無線LANルーターを投入する。NitroQAM(1024-QAM)と4ストリームにより、5GHz帯で2167Mbps/2.4GHz帯で1000Mbps(ともに理論値)を実現した「Archer C5400」と「Archer C3150」、およびエントリー向けの「Archer C55」で、いずれもコストパフォーマンスの高さをウリにした製品だ。
例えば、最新技術を採用したフラッグシップのArcher C5400は、同等スペックの競合製品が4万円台半ばであるのに対し2万9800円(11月末発売)、Archer C3150は競合が3万円台後半であるのに対して実売1万9800円(11月中旬発売)と1万円以上安い。また、Archer C55はIEEE802.11acに対応し、一般用途であれば十分な性能を備えながら5180円(12月上旬発売)と戦略的な価格になっている(いずれも参考価格)。
「今年6月に(日本で)販売を始め、オンラインショップのレビューで高評価を頂いている。今後も信頼性の高さ、優れた品質を武器に訴求していく」(Li氏)
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