レビュー
» 2016年12月27日 06時00分 公開

なんだか“ドラレコ”なヤツを試してみよう:車線逸脱警告の実力は? バックカメラも付いて1万円切りの「ルームミラー型ドライブレコーダー」を試す (3/3)

[山口恵祐,ITmedia]
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安全運転支援機能は使える?

 本製品は、走行中の車線をはみ出したときに警告する車線逸脱警告機能と、前方の車両に近づきすぎたときに警告する安全運転支援機能が利用できる。筆者の車はスバルのインプレッサなのだが、マニュアル車のため、衝突被害軽減機能でおなじみの「アイサイト」が利用できない。もしドライブレコーダーの安全運転支援機能が利用できるのなら、それに越したことはない。

 設定で「ADAS」という項目をオンにすると、映像には青いラインがオーバーレイ表示され、走行中の車線を認識していることが分かる。この状態から、車が車線の上を走行したり、前の車に近づきすぎたりすると、警告音が鳴る仕組みだ。

 実際に試してみると、認識している車線を車が半分以上はみ出したとき、つまり車線の片方どちらかがカメラの中心からはみ出したときに警告音が鳴ることを確認できた。車線の認識もほぼ正確で、なかなか悪くない。ただし、ウインカーとの連動機能などはもちろんないため、通常の車線変更などでも警告音が鳴るのは少々うっとうしい。

 また、前方との車間距離がメートルでオーバーレイ表示されるのだが、誤差が大きく、車間距離警告機能の実用は難しいと感じる。

上海問屋「ルームミラー型ドライブレコーダー」 車線に青いラインが表示されている

 さらに、この安全運転支援機能には欠点もある。警告音の音量が機能として独立していないのだ。筆者はドライブレコーダー本体の起動音が必要ないと感じたので、設定でサウンドをオフにしていたのだが、この状態だと安全運転支援機能の警告音も一緒にオフになってしまう。これは使い勝手がいまいちと言わざるを得ない。

省スペースな高画質ドライブレコーダーとして

 安全運転支援機能については、車線を正確に認識するなど、意外と驚かされる点もあったが、実用に関しては疑問が残る。この機能目当てで購入するのは控えたほうがいいだろう。そもそも、各自動車メーカーがしのぎを削って開発している同機能は、ステレオカメラやミリ波レーダーなど高度なセンサーを使って実現しているもの。シンプルなカメラによる映像ソースのみで同等の機能を期待するのが間違っているといえるかもしれない。

 一通り機能を試してきたが、映像の画質やバックカメラ対応など基本性能は非常に優れており、価格を考えても複数の製品群の中からこれを選ぶ価値がある。前回レビューしたドライブレコーダーの高画質はそのままに、気になるポイントであった「本体が目立つ」点を解消してきたのは大きく評価できるだろう。

 さりげなくスマートに、高画質なドラレコを搭載したいなら選択肢の一つに加えるべきだ。筆者もこの製品を常用する。

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