KPDソリューションズは4月10日、メガネレンズ表面に刻印されている「隠しマーク」の撮影と情報の照合を自動で行える「レンズマークチェッカーPREMIUM」を開発したと発表した。メガネ店/眼科向けに今夏よりサービス提供が開始される。
メガネレンズの表面には、メーカーやレンズタイプ、度数などのさまざまな情報が記された「隠しマーク」が存在している。ところが、この情報の照合には目視での確認(または専用のマーク拡大機での視認)に加え、紙ベースでのメーカー資料などを閲覧する必要がある。隠しマークの表記ルールはメーカーごとで異なっているため、照合に必要な資料は膨大。このため、マークの照合作業は非常に煩雑となっているのが現状だ。
今回発表されたシステムでは、端末による隠しマークの撮影から解析/照合までを一括処理できるのが特徴。メガネをセットしてタッチモニターで操作を行うだけで、約30秒〜1分でレンズの製品情報を探し当ててくれる。データベースは主要レンズメーカーの製品データを取得済みで、20ブランド/約60万件の製品データ、隠しマークの配列データ約250万件(ともに2017年3月末時点)を収納している。
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