レビュー
» 2017年04月18日 00時00分 公開

ワコムの新型は天使? それとも鬼子?:人気プロ絵師による「Cintiq Pro 16」発売直前ガチレビュー (9/9)

[refeia,ITmedia]
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まとめ:天使でした!

 それでは最後に、実際の仕事で使ったときの感想をまとめておきます。

好きな点

  • シンプルで上質な外装
  • 圧倒的な4K解像度と、扱いやすい15.6型の組み合わせ
  • 描き味もよく安心感も高いプロペン2
  • WQHDで表示させたとしてもメインにし得る表示能力
  • WQHDで使いながら、4KやType-Cの普及に備えられる将来性
  • Cintiq シリーズ上位機としては買いやすい値段
  • Adobe RGBカバー率94%で、印刷の発色にこだわりたい人に向いている
  • 簡単にsRGBモードに切り替えられてスマホやPCに合った制作ができる
  • 品質や節度感の高いアンチグレア処理

人によっては難点になりえる部分

  • 費用をかけて環境を整備しないと4K入力ができない
  • 接続がケーブル1本で済まない
  • 据置型にも関わらず、左右からケーブルが出ている
  • ペンと同時にタッチ操作を使用したときの、反応の一貫性のなさ
  • 縦置き、回し描き、膝上での描画がしづらい
  • ケーブルが抜けやすい

 といったところでしょうか。自分としては、WQHDでも生産性は落ちず(若干上がる)、コンパクトで設置も片付けも楽、必要に応じて運搬もでき、仕様に対して割安感すらある値段設定ということで、とても気に入っています。未来を見すぎて結果的に気難しめの仕様になってしまっていることを差し引いても、自分はこれは名機の予感をもって使っていました。

 蛇足ですが、ソニー「DSC-RX100」というコンパクトデジカメがあります。それまで、小さな1/3〜1/1.7型のセンサーの「モバイルとコンパクトの群れ」と、大きな4/3以上の「一眼の群れ」しかなかったところに、隙間を埋める1型センサー、かつ2000万画素という、当時の平均的な一眼を超える高画素で飛び込んできた機種です。初カテゴリということで色々言われるところはありましたが、圧倒的なサイズ・画質比の名機で、初代は特別高くもなく、現在は5世代目まですべてが併売される一大シリーズになっています。自分は「Cintiq Pro 16」に、「DSC-RX100」を重ねて見ずにはいられないのです。


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