MicrosoftがWindows 10 Mobileの苦境から脱するため、モバイル向けの新たなソフトウェアとハードウェアを開発中とのうわさがある。本連載でも取り上げたが、Windows 10 Mobileとは異なるソフトウェアを搭載したモバイル向けハードウェアを同社が開発しているというのだ。
MicrosoftやWindowsの最新情報に詳しいブラッド・サムス氏は、この情報をMicrosoft内部から得たとして伝えていたが、新しい情報が入ってきた。同氏が2017年7月7日にYouTubeで動画配信した「Sams Report EP 96」によれば、2つの異なる情報源からの最新トピックで、Microsoftが同社CShell(Composable Shell)とARM64上で動作するモバイル系の新しいデバイスの開発を進めているという。
詳細は不明だが、長らく存在がささやかれては消えたり復活したりしている「Surface Phone」や、ARMプロセッサで動作するフル機能のWindows 10とも異なるもので、その動向が気になるところだ。
MSPoweruserでは「Andromeda」という開発コード名のデバイスを例に挙げているが、今回のうわさで興味深いのは、Microsoft自身はまだエンドユーザー向けモバイルデバイスの市場を諦めておらず、何らかのリベンジ策を練っているという点にある。
最近リーク画像がネットに出回って話題になった開発中止デバイスの「Lumia 960」や「Surface mini」のように、この開発中のデバイスが日の光を浴びる可能性が必ずしもあるわけではないが、引き続き注目したい。
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