米AMDは10月27日、コードネーム“Raven Ridge”と呼称していた最新モバイルプロセッサの発表を行った。
Vegaグラフィックス機能を搭載したモバイルAPUで、競合製品比で最大44%以上のマルチスレッド処理能力と最大161%以上のグラフィックスパフォーマンスを実現。あわせて省電力化も達成しており、TDPは15W(公称)となっている。
ラインアップは、4コア/8スレッド(最大3.8GHz)動作対応の「AMD Ryzen 7 2700U」と、同じく4コア/8スレッド(最大3.6GHz)動作対応の「Ryzen 5 2500U」の2製品を用意。搭載製品はAcer、HP、レノボより数週間以内に発売される予定だ(ほかDell、ASUSなどOEM各社からも2018年初頭に発売の見込み)。
| モデル名 | Ryzen 7 2700U+Vega10グラフィックス | Ryzen 5 2500U+Vega8グラフィックス |
|---|---|---|
| CPUコア | 4 | 4 |
| スレッド | 8 | 8 |
| 最大クロック | 3.8GHz | 3.6GHz |
| Graphics Compute Units | 10 | 8 |
| 最大GPUクロック | 1300MHz | 1100MHz |
| L2/L3キャッシュ | 6MB | 6MB |
| cTDP(公称値) | 15W | 15W |
AMD、企業向けCPU「Ryzen PRO」を出荷を告知 搭載製品は近日発売
AMD、最大16コア、32スレッド動作の「Ryzen Threadripper」を発売
AMD、単精度最大13.7TFLOPSの処理能力を実現したハイエンドGPU「Radeon RX Vega 64」
AMD、メインストリーム向け4コアCPU「Ryzen 3」を販売開始
AMD、エンタープライズ向けデスクトップCPU「Ryzen PRO」を発表Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.