そんなわけで、既にニュース提供社がAlexaスキルを用意しているのであれば、そちらを使った方がよい、というのが使ってみた結論だ。本スキルが真価を発揮するのはやはり、専用スキルが提供されていないニュースサイトやブログ、あるいはTwitterなどを読み上げられることにある。
ただしPCのRSSリーダーのように、未読を全てチェックするという使い方ではなく、呼び出した際に最新の幾つかだけを耳にし、残りは破棄するという使い方になる。これについてはニュース提供社が用意しているAlexaスキルも同様だが、聞き逃してはいけない情報を漏れなくチェックする用途には根本的に向いていない。その点は留意しておく必要がある。
また、あくまでユーザーが能動的に呼び出してやる必要があり、RSSフィードが更新されたらプッシュで読み上げられるとか、あるいは通知でLEDが点滅して知らせてくれる、といった使い方はできない。Alexaの定型リストに登録し、起床時に読み上げるといった使い方にも対応しない。
こうした点をスキルではなくAlexa側が対応できるようになれば、自分なりのカスタマイズの幅が広がるはずで、現時点ではスキル本体よりも、こうしたAlexa側の制約に依存するところが大きいように感じられた。それだけにスキルを作る側にとっては頭を悩ませることも多そうだが、さまざまな可能性がありそうなスキルだけに、今後のさらなる進化を期待したいところだ。
スマートスピーカーの便利機能「ショッピングリスト」 Amazon EchoとGoogle Homeのどっちが使いやすい?
Amazon Echoに便利な新機能 音声コマンド1つで複数の操作が実行できる「定型アクション」を試す
就職活動に役立つ? Amazon Echoで「圧迫面接」を体験してみた
「この曲なんだっけ?」を解決 Amazon Echoで再生した楽曲を自動リスト化してみた
「Amazon Echo」5つのおすすめスキルとその理由
「Amazon Echo」と「Echo Plus」は何が違う? どちらを選ぶべき?
「Amazon Echo」と「Google Home」を120日使い比べて分かった優劣Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.