付け替えて1時間もしないうちに「これが正解だった」と直感した。
もともとCは他の画面と関連性が低いので、“半地下の大広間”であっても不都合はほとんどない。しかも、メイン画面のAの真上にあるので筆者の目との距離がDより近くなり、ズームを125%まで抑えても十分メニューが読めるようになった。
1枚のWebブラウザをフル表示するには4Kは広すぎるが、左右2分割にすることで余白なく表示できるようになる。これには、付属ユーティリティーの「OnScreen Control」が役立った。Webブラウザや他のアプリを雑に動かせば、ちょうど左右に等分割された枠で表示されるようになるので、たまにiTunesなどを表示する際もサクサク使える。
そして、写真や動画を鑑賞する際にはフル画面表示を使う。コンテンツを鑑賞する環境はあまり気にしない方だが、やはり4K表示ではディテールの存在感が違った。BDやネットの4K動画は目が覚めたようにくっきりと映るし、デジカメ写真もフルHDと4K画面では表現力に大きな差があることも感覚で理解できた。
これはフルHDから4Kに移行する際の本来的な喜びかもしれない。ただ、筆者は単にデスクトップエリアの拡大のみにワクワクして購入したので、+αの恩恵に感じた。
24UD58-Bを購入して1カ月半。もはやCは4Kでないと満足しない自分がいる。しかし、AとB、DはフルHDのままがちょうどいい。
己の使用スタイルをしっかり理解した上で適材適所で導入すれば、ドットピッチや解像度の異なるディスプレイもうまい具合に共存させられる。
4Kテレビの低価格化が進むなかで、PC向けの4Kモニターもどんどん買いやすくなっている。その中で、いまあるディスプレイ環境に4Kを加えてみるのはいかがだろう? メイン画面をすげ替えなくても便利に生かせる道はある。
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