「大和研究所は憎悪の対象だった」――初代IBM PC開封の儀で明らかになった「ThinkPad誕生の奇跡」(4/4 ページ)

» 2018年08月15日 15時29分 公開
[長浜和也ITmedia]
前のページへ 1|2|3|4       

IBM PCギャラリー

 イベントでは登壇者が語るエピソードに初代IBM PCの開封とともに、「過去のIBM PC」「過去のThinkPad」「過去のデジタルガジェット」を来場者や登壇者が持ち寄って展示していた。ここからは、当日展示されていた興味深いハードウェアを紹介しよう。

俺のモバイルコンピューティングはここから始まったというユーザーも多い「ThinkPad 220」
ATARIのIBM PC互換パームトップ「Portfolio HPC-004」は1989年に登場した
IBMが開発したスマートウォッチ「WatchPad 1.5」
Type-IIPCカードに液晶モニターとキーボードを載せた「ChipCard TC-110」
シャープの「PA-171」が1枚まぎれていた
サブノートPCとともに黎明期のモバイルコンピューティング必須アイテム「Megahertz」モデムカードとフラッシュメモリカード
そして巻き取り式のモジュラーケーブル
ノートPCでビデオライブ配信を可能にしたPCカードタイプのカメラ「CE300」
右からThinkPad 230Cs、「チャンドラ」ことRIOSの「NT10」、そして、チャンドラ第2世代モデルをThinkPad仕様にした「ThinkPad 235」
一部関係者から「スマートフォンの先祖」という意見もある「ウルトラマンPC」こと「Palm Top PC 110」
Palm Top PC 110にCE300を組み合わせると屋外からビデオ配信が可能になった
Palm Top PC 110のシステムボード
1991年にRIOSのメンバーがVHSサイズを目指してデザインしたコンセプトモックアップ「モノリス」 Palm Top PC 110はモノリスの具現化ともいえ、システムボードには「MONOLITH 1992」の刻印がある
IBM初のラップトップであり、初のDOS/V導入モデルとなった「PS/55 5535-S」とCPUに80286を載せたAT互換機で日本語表示を目指していた(市販せず)開発コード名「HUDSON」
DOS/Vマガジン(後のDOS/V magazine)
前のページへ 1|2|3|4       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年04月26日 更新
  1. ワコムが有機ELペンタブレットをついに投入! 「Wacom Movink 13」は約420gの軽量モデルだ (2024年04月24日)
  2. わずか237gとスマホ並みに軽いモバイルディスプレイ! ユニークの10.5型「UQ-PM10FHDNT-GL」を試す (2024年04月25日)
  3. 「社長室と役員室はなくしました」 価値共創領域に挑戦する日本IBM 山口社長のこだわり (2024年04月24日)
  4. 「Surface Go」が“タフブック”みたいになる耐衝撃ケース サンワサプライから登場 (2024年04月24日)
  5. QualcommがPC向けSoC「Snapdragon X Plus」を発表 CPUコアを削減しつつも圧倒的なAI処理性能は維持 搭載PCは2024年中盤に登場予定 (2024年04月25日)
  6. 16.3型の折りたたみノートPC「Thinkpad X1 Fold」は“大画面タブレット”として大きな価値あり (2024年04月24日)
  7. あなたのPCのWindows 10/11の「ライセンス」はどうなっている? 調べる方法をチェック! (2023年10月20日)
  8. アドバンテック、第14世代Coreプロセッサを採用した産業向けシングルボードPC (2024年04月24日)
  9. AI PC時代の製品選び 展示会「第33回 Japan IT Week 春」で目にしたもの AI活用やDX化を推進したい企業は要注目! (2024年04月25日)
  10. ロジクール、“プロ仕様”をうたった60%レイアウト採用ワイヤレスゲーミングキーボード (2024年04月24日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー