4つのレンズを持つ若者向けスマホ「HUAWEI nova 3」登場 想定売価は5万円台半ば

» 2018年10月02日 17時50分 公開
[井上翔ITmedia]

 ファーウェイ・ジャパンは10月5日、Androidスマートフォン「HUAWEI nova 3」を発売する。アウトカメラ、インカメラともにデュアル構成とした若年層向けモデルで、「HUAWEI Mate 10/Mate 10 Pro」「HUAWEI P20/P20 Pro」と同じプロセッサを搭載しつつ、想定販売価格を5万4800円(税別)に抑えた。同日以降、主要なMVNOや家電量販店・Web通販サイトを通して販売される。

HUAWEI nova 3(アイリスパープルの正面)
HUAWEI nova 3(アイリスパープルの背面) HUAWEI nova 3(アイリスパープル)

主な特徴

 プロセッサは機械学習用の処理領域(NPU:Neural Processing Unit)を備える「Kirin 970」(CPU部は2.36GHz 4コア+1.8GHz 4コア)を搭載。メインメモリは4GB、内蔵ストレージは128GBを備える。外部ストレージは最大256GBのmicroSDXCに対応する。ディスプレイはノッチ付きの約6.3型のフルHD+(1080×2340ピクセル)液晶を搭載している。OSはAndroid 8.1をプリインストールする。

 バッテリー容量は3750mAhで、ユーザーによる交換には対応しない。付属するACアダプターを利用すると、9V・2Aの出力で急速充電が可能だ。外部接続端子はUSB 2.0 Type-Cで、イヤフォンマイク端子も別途用意されている。

 アウトカメラは「1600万画素カラーセンサー・F1.8レンズ」と「2400万画素モノクロセンサー・F1.8レンズ」のデュアル構成、インカメラは「2400万画素カラーセンサー・F2.0レンズ」と「200万画素カラーセンサー・F2.0レンズ」のデュアル構成となっている。

アウトカメラ アウトカメラは1600万画素カラー+2400万画素モノクロのデュアル構成。いずれもF1.8のレンズを備える
インカメラ インカメラは2400万画素カラー+200万画素カラーのデュアル構成。いずれもF2.0のレンズを備える

 カメラ撮影ではNPUを活用しており、アウトカメラは22シーン、インカメラは8シーンを自動検出して最適な撮影モードを設定できる他、インカメラでのポートレート撮影時はライティング効果を付加する「3Dライティング」と逆光下でより高品質なHDR(高ダイナミックレンジ)撮影できる「HDR Pro」や、リアルタイムに3D絵文字を作成する「3D Qmoji」を利用できる。

アウトカメラのAIシーン認識 機械学習による「AIシーン認識」では、アウトカメラにおいて新たに「パンダ」(写真)や「自動車」「自転車」を認識できるようになった
3D Qmoji インカメラで顔の表情を検知してリアルタイムに表情を変える「3D Qmoji」。作った絵文字はSNSなどでシェア可能だ

 モバイル通信ではデュアルSIMに対応しており、Nano SIMを2枚搭載できる。ただし、2枚目のSIMカードはmicroSDと排他となる。利用可能な通信規格・周波数帯(Band)は以下の通り。

  • FD-LTE:Band 1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/26/28
  • TD-LTE:Band 38/40/41
  • W-CDMA:Band 1/2/4/5/6/8/19
  • GSM:850/900/1800/1900 MHz

 LTE通信ではキャリアアグリゲーション(CA)に対応する他、後日実施予定のソフトウェア更新によって「au VoLTE」にも対応する予定だ。Wi-FiはIEEE 802.11ac/a/b/g/n(2.4GHz/5GHz帯)に対応し、Bluetooth 4.2も利用できる。

認証画面 「技適等」の認証はVoLTE対応だ

 ボディーサイズは73.7(幅)×157(高さ)×7.3(奥行き)mm、重量は約166gとなっている。日本ではブラックとアイリスパープルの2色展開だが、gooSimSeller(NTTレゾナント)でのみレッドも取り扱う。

カラーラインアップ 左からブラック、アイリスパープル、レッド。アイリスパープルは国内販売されるHuawei端末としては初めてのグラデーションカラーとなる
レッドの正面レッドの背面 gooSimSeller限定色となるレッド。写真の通り、鏡面仕上げとなっている

主な販路

 nova 3の主な販路は以下の通り。

MVNO

  • IIJmio(インターネットイニシアティブ)
  • イオンモバイル(イオンリテール)
  • エキサイトモバイル(エキサイト)
  • gooSimSeller(NTTレゾナント)
  • QTmobile(QTnet)
  • DMM mobile(DMM.com)
  • NifMo(ニフティ)
  • BIGLOBEモバイル(ビッグローブ)
  • mineo(ケイ・オプティコム)
  • 楽天モバイル(楽天)
呉波さんと鈴木さん 中国Huaweiの日本・韓国リージョンプレジデントの呉波氏(左)とNTTレゾナントの鈴木基久メディア事業部長(右)。鈴木氏は「gooSimSellerなら(nova 3を)3色から選べるとアピール

家電量販店

  • エディオン(※)
  • 上新電機(※)
  • ノジマ(※)
  • ビックカメラ(一部店舗を除く)
  • ヤマダ電機(一部店舗を除く)
  • ヨドバシカメラ

 ビックカメラ、ヤマダ電機とヨドバシカメラの一部店舗では、タッチアンドトライイベントも開催する。

※ Web通販サイトでのみ取り扱い

Web通販サイト

  • Amazon.co.jp
  • ひかりTVショッピング(NTTぷらら)
  • NTT-X Store(NTTレゾナント)
  • Caravan Yu(企画室ゆう)
  • E-TREND(シスキー)
  • e-zoa.com(ZOA)
  • マイナビストア(マイナビ)
  • ムラウチドットコム
  • 楽天ブックス(楽天)
  • ファーウェイオンラインストア
主な販路 主な販路

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年03月28日 更新
  1. Synology「BeeStation」は、“NASに興味があるけど未導入”な人に勧めたい 買い切り型で自分だけの4TBクラウドストレージを簡単に構築できる (2024年03月27日)
  2. 「ThinkPad」2024年モデルは何が変わった? 見どころをチェック! (2024年03月26日)
  3. ミリ波レーダーで高度な検知を実現する「スマート人感センサーFP2」を試す 室内の転倒検出や睡眠モニターも実現 (2024年03月28日)
  4. ダイソーで330円の「手になじむワイヤレスマウス」を試す 名前通りの持ちやすさは“お値段以上”だが難点も (2024年03月27日)
  5. ダイソーで550円で売っている「充電式ワイヤレスマウス」が意外と優秀 平たいボディーは携帯性抜群! (2024年03月25日)
  6. 次期永続ライセンス版の「Microsoft Office 2024」が2024年後半提供開始/macOS Sonoma 14.4のアップグレードでJavaがクラッシュ (2024年03月24日)
  7. いろいろ使えるFireタブレットが最大7000円オフ! Echo Budsは半額以下で買える! (2024年03月26日)
  8. 2025年までに「AI PC」を1億台普及させる――Intelが普及に向けた開発者支援をアップデート ASUS NUC 14 Proベースの「開発者キット」を用意 (2024年03月27日)
  9. 15.5万円の有機ELディスプレイ「MPG 271QRX QD-OLED」に指名買い続出 (2024年03月25日)
  10. サンワ、Windows Helloに対応したUSB Type-C指紋認証センサー (2024年03月27日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー