セットアップは一般的なスマートリモコンと同様、スマホアプリを使って行う。まずWi-Fiの設定、次にリモコン信号の学習を行えば、後はスマホアプリからの操作が可能になる。非常に簡単だ。なおスマホアプリは、同社製の他のスマートリモコンと同じ「eHome」を使用する。
リモコン信号の学習は、学習したい製品付属のリモコンをeRemote Pro本体に向けて操作することで自動的に候補製品を提示してくれるので、非常に簡単で手間もかからない。
今回は、筆者の自室にある三菱製のエアコンを登録してみた。10年以上前の機種で、スマートリモコンの種類によってはリモコン信号がプリセットされていないこともあるモデルだが、問題なく登録が行えた。また照明についても、手持ちの製品が問題なく登録可能だった。
以上のように、スマホからの操作に限定すれば、セットアップは実にスムーズで、使い勝手も良好だ。エアコン横のコンセントに接続することから、他の家電製品に信号が届きやすく、また製品そのものの置き場所にも困らないのもよい。
そもそもエアコンは、室内に風を送る関係上、その周囲が何らかの障害物によって遮られていることは考えにくい。特に本製品が動作をサポートしているテレビおよび照明については、エアコンから見通せない位置にあることはまれだと考えられるので、この設置場所は極めて合理的だと言っていいだろう。
もっとも、今回見てきたスマホからの操作と違い、スマートスピーカーを使った音声による操作については、設定のハードルが高いことに加えてできる操作が限られており、無条件でおすすめできないのもまた事実だ。次回の後編では、これらについてじっくりと検証していく。
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