セットアップは一般的なスマートリモコンと同様、スマホアプリを使って行う。まずWi-Fiの設定、次にリモコン信号の学習を行えば、後はスマホアプリからの操作が可能になる。非常に簡単だ。なおスマホアプリは、同社製の他のスマートリモコンと同じ「eHome」を使用する。

セットアップが開始されるのでしばらく待つ(画像=左)。ちなみに進捗が50%を超えてもeRemote Pro本体のLEDの点滅が継続していれば、検出失敗としてやり直しになる可能性が高いようだ。部屋名を付けて「完了」をタップすれば完了(画像=右)リモコン信号の学習は、学習したい製品付属のリモコンをeRemote Pro本体に向けて操作することで自動的に候補製品を提示してくれるので、非常に簡単で手間もかからない。
今回は、筆者の自室にある三菱製のエアコンを登録してみた。10年以上前の機種で、スマートリモコンの種類によってはリモコン信号がプリセットされていないこともあるモデルだが、問題なく登録が行えた。また照明についても、手持ちの製品が問題なく登録可能だった。

セットアップが終わったら続けてエアコンの登録を行う(画像=左)。コンセントがつながっているからといって、それだけでコントロールできるわけではない。通常のスマートリモコンと同様、赤外線信号の学習は必要だ。エアコンのリモコンを本製品に向けてボタンを押すとリモコンの種類を認識する(画像=右)。手動での登録にも対応する
エアコンの電源状態を自動判断するか否かを設定する(画像=左)。設定が完了(画像=右)。エアコンがコントロールできるようになった。電源のオン・オフだけでなく、運転モード切り替え、温度・風量の調整、風向きの調整など、フル機能が利用できる以上のように、スマホからの操作に限定すれば、セットアップは実にスムーズで、使い勝手も良好だ。エアコン横のコンセントに接続することから、他の家電製品に信号が届きやすく、また製品そのものの置き場所にも困らないのもよい。
そもそもエアコンは、室内に風を送る関係上、その周囲が何らかの障害物によって遮られていることは考えにくい。特に本製品が動作をサポートしているテレビおよび照明については、エアコンから見通せない位置にあることはまれだと考えられるので、この設置場所は極めて合理的だと言っていいだろう。
もっとも、今回見てきたスマホからの操作と違い、スマートスピーカーを使った音声による操作については、設定のハードルが高いことに加えてできる操作が限られており、無条件でおすすめできないのもまた事実だ。次回の後編では、これらについてじっくりと検証していく。
Google Homeで多機能スマートリモコン「RS-WFIREX3」を使って分かったこと シンプルな音声コマンドでエアコンを快適に操作可能
Amazon Echoで多機能スマートリモコン「RS-WFIREX3」を使って分かったこと エアコンの電源オン・オフ、運転モードや温度まで操作可能
Amazon Echoから家電を音声操作できるスマートリモコン「RS-WFIREX3」を試す
2000円で買えるWi-Fiプラグ「NX-SM300」を試す Amazon EchoとGoogle Homeから家電の電源操作が可能
国内第1弾にして決定版か スマートスピーカーで家電の電源操作ができるWi-Fiプラグ「HS105」を試す
Amazon EchoやGoogle Homeの置き場所にぴったり? コンセントに装着できるスタンドを試してみた
Amazon Echoから家電を音声操作できるスマートリモコン「eRemote」を試す
Google Homeで家電をコントロールできる「Nature Remo」を試すCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.