充実スペックで10万円切り! デスクトップ向けCPUを搭載した超高コスパノートPC「m-Book G」シリーズ実力診断(1/3 ページ)

» 2019年02月27日 11時49分 公開
[鈴木雅暢,ITmedia]

 マウスコンピューターのm-Book Gシリーズは、デスクトップ向けのCPUを搭載した15.6型ノートPCだ。最大の特徴はなんといってもコストパフォーマンス。ノートPC向けのCPUに比べると割安なデスクトップPC向けCPUを採用することで、高い性能とリーズナブルなプライスを両立している。

 デスクトップ向けのCPUは、ノートPC向けよりも高性能で割安だ。そのぶん発熱や消費電力は大きいが、バッテリー駆動時間をある程度割りきり、放熱さえしっかり行えば、低コストで高パフォーマンスなPCが作れる。本製品はそんな特徴を生かして実用性とコストパフォーマンスを追求している。

 マウスコンピューターの直販サイトでは6種類のベースモデルが用意されており、それぞれBTOでカスタマイズしてオーダーが可能。今回取り上げる「m-Book G550SN-M2SH2」は、CPUにCore i5-8500、メモリ8GB、240GB SSDと 1TB HDDのデュアルドライブといった実用性十分の基本スペックを備えて9万9800円(税別)と、実に魅力的なプライスのミドルレンジモデルだ。具体的なパフォーマンスや使い勝手はどうか。早速レビューしよう。

マウスコンピューターのm-Book Gシリーズは、デスクトップ向けのCPUを搭載することで高性能高コスパを実現した15.6型ノートPCだ

デスクトップPC向けの第8世代Core iを搭載

 CPUにはデスクトップPC向けの第8世代Core i(開発コード名=Coffee Lake-S)を搭載している。デスクトップ向けは第9世代Coreが登場しているが、第9世代Core内部構造の変更のないマイナーチェンジのため、一世代前といっても古さはない。

 今回の評価機はミドルレンジのCore i5-8500を採用。Core i5とはいえ、デスクトップPC向けだけに6コア・6スレッド、最大周波数4GHzとかなりのハイスペックだ。BTOではより周波数が高いCore i5-8600や6コア・12スレッドのCore i7-8700も選べる。

 Core i5-8500のTDPは65Wで、ノートPC向けの高性能モデルの水準(45W)よりも高く、発熱の処理するかがカギだが、それについてはあまり心配しなくてよさそうだ。

 というのも、本製品は別途GPUを搭載せず、グラフィックス機能にはCPU内蔵のIntel UHD Graphics 630を利用するシステムだ。高性能GPUの中にはTDP100W近いものもあり、それらを搭載するゲーミングノートPCに比べれば放熱はずっと楽。ACアダプターの出力仕様も90Wと、一般のゲーミングノートPCよりも低い。

CPU-Zの画面。デスクトップ向けのCore i5-8500を搭載。6コア6スレッドで最大周波数4GHzと、かなりのハイスペックだ(画面=右)。GPU-Zの画面。外部GPUは搭載せず、グラフィックス機能には、CPU内蔵のIntel UHD Graphics 630を利用する(画面=右)

基本スペックはBTOで柔軟な構成が可能

 メモリは8GB、ストレージは240GB SSDと1TB HDDのデュアルストレージだが、こちらもBTOでカスタマイズが可能。メモリは最大32GB(16GB×2)まで、ストレージはカード型のM.2 SSDと2.5インチのSSD/HDDをそれぞれ1台ずつ、合計2台まで搭載できる。

 通信機能は、1000BASE-T対応有線LAN、IEEE 802.11a/b/g/n/ac対応の無線LAN(433Mbps対応)、Bluetooth 5を搭載する。BTOではより高速な最大1.73Mbpsの無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac対応)が使える無線LANモジュール(Intel Wireless-AC 9560)も選べる。

シンプルで扱いやすいボディー

 デスクトップ向けのCPUを搭載しているというと巨大なボディーを連想するかもしれないが、本製品は特に大柄でもない。本体サイズは、約380(幅)×252(奥行き)×36.7(高さ)mm(折り畳み時、突起部含む)で、重量も約2.4kgとそれほど重くない。ゲーミングノートPCなら普通のサイズと重量だが、高性能GPUを搭載していないPCとしては少し大柄な部類ではある。

デスクトップ向けCPUを搭載しているとはいえ、それほど大柄な印象はない
底部は、放熱用の通気口が多数空いている。バッテリー(47Wh)はカートリッジ式になっており、着脱が可能だ
ACアダプターの出力は90W。実測サイズは約49×125×30mmとボディーのわりには大きくない。実測重量は約433.6gだった

 液晶ディスプレイの表示解像度は、1920×1080ピクセルと標準的。表面は映り込みの少ないノングレア仕上げとなっている。液晶の配向方式は記載がないが、上下の視野角がやや狭く、TN方式だと思われる。VESAが配布しているDisplayHDR Testの情報表示によれば、液晶ディスプレイの輝度は270nit、色域はsRGB比50.8%と表示された。

キーボードはアイソレーションタイプの6列仕様でテンキーを装備している。キーピッチは約18mm、ストロークは約1.8mmとなっている
15.6型液晶ディスプレイの表示解像度は1920×1080ピクセルと標準的。ノングレア仕上げで映り込みは少ない
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