セットアップについては、まずAndroidの標準的な手順に沿ってインストールを実行した後、続いてAlexaまわりのインストールと設定を行う。これらのフローはほぼ一体化しており、AndroidにAlexaアプリをインストールするのに比べ、より密接に結びついている格好だ。
もっとも、実質的に2つの製品のセットアップを連続して行うことになるため、時間はかなり掛かる。短くても十数分、アップデートが長引くと30分弱はかかりかねないので、時間に余裕がある時に行わないと、息切れしてしまいかねない。
セットアップが完了し、タブレット部分をドックに載せると、それまでのAndroidのホーム画面が、自動的にAlexaの画面に切り替わる。この画面は「Showモード」と呼ばれる、Echo Showの画面とそっくりの外観を持つモードで、AmazonのタブレットFireシリーズにも搭載されている。この状態で、スマートスピーカーとして音声での呼び掛けに応答する。
一方、タブレットをドックから取り外すか、あるいは手動でホームボタンを押せば、Showモードが解除され、Androidのホーム画面が表示される。ドックに載せたままAndroidの機能を使うこともできる。切り替わり時にかなり大きな音が出るのがやや気になるが、このあたりのシームレスな挙動は好印象だ。
次回は、Alexaデバイスとしての使い勝手を見ていく。
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