もう1つ興味深い情報としては、先日来日インタビューを行ったパノス・パネイ氏が少し触れていたのだが、現在別々のタイプカバー製品を用意する必要のあるSurface ProとSurface Goについて「両者が新モデルで(インタフェースが)共通化される」という話がある。これが意味しているのは、Surface Proは次のモデルでタイプカバーの互換がなくなり、新しい仕様に統一されるという可能性だ。
これまで、Surface Proは4〜6の3世代でタイプカバーが共通化されており、互換性をもって使い回すことができた。ただ、このタイミングで一気に更新が加えられるというのは、前述したうわさの数々を補強するものではないかと筆者は考えている。
そしてもう1つ、今回の申請特許で話題になっているのが「USB-C(Type-C)ポート」と「Surface Connectポート」の2つだ。The Vergeのトム・ウォーレン氏なども触れているが、上記の図にある2つのポートはUSB-C(Type-C)とType-Aの2種類のUSBポートで、これまで充電用のACアダプターとの接続や外部ポートとして活用されてきたSurface Connectが取り外されている可能性が指摘されている。
Surface Proに長らくUSB-C(Type-C)ポートが搭載されてこなかったのは、「(同規格をあまり好まない)パネイ氏の意向」といううわさもあり、これがSurface Connectに代わって搭載されることになれば、Microsoftとして大きな方針転換ということになる。
いずれにせよ、新型Surface Proはインタフェース回りを中心に大きく刷新される可能性が高いと考えておけばいいだろう。デバイスの発表時期もパネイ氏のコメントに沿うならば「(国内外ともに)10月」ということになり、これからSurface Pro購入を考えているユーザーは、今後数カ月にわたって続くであろう「大幅に割り引きされてお買い得になったSurface Pro」を横目に、どちらを選ぶかしばらく悩むことになる。
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