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» 2019年06月26日 07時00分 公開

ボディー全体がほぼアルミ製 写真で解説する「ThinkPad X1 Yoga(第4世代)」 (1/2)

2in1タイプのThinkPadのフラグシップがモデルチェンジ。目玉は、ラップトップ形態のThinkPadとして初となるアルミボディーだ。そこに凝らされた工夫を写真とともに紹介する。

[井上翔,ITmedia]

 既報の通り、レノボ・ジャパンは6月25日、第7世代の「ThinkPad X1 Carbon」と第4世代の「ThinkPad X1 Yoga」を発売した。Web直販で購入できるカスタマイズ(CTO)モデルは6月28日から受注を開始する。

 両モデルのうち、X1 YogaはラップトップタイプのThinkPadとしては初めて、ごく一部を除いてボディーがアルミニウム製となった。Iron Gray(アイアングレー)という従来にはないカラーをまとっていることもあり、ThinkPadファンの注目を集めそうだ。

 この記事では、写真を交えてThinkPad X1 Yoga(第4世代)に凝らされた工夫をチェックしていく。

ThinkPad X1 Yoga(第4世代) ThinkPad X1 Yoga(第4世代)の日本語キーボードモデル。Web直販ではUS(米国英語)キーボードを搭載する構成も選択できる

「アルミのThinkPad」ならではの加工を施す

宮本氏 システム機構設計を担当した大和研究所の宮本旅人氏

 先述の通り、第4世代X1 Yogaではボディーのほぼ全てがアルミニウム製となっている。CNC(コンピューター制御の工作機械)による削り出しで作られたこのボディーは、「アルミニウムのThinkPadならではの加工」を目指し、サプライヤーとの検討を重ねた上で誕生したものだという。

 具体的には、スピーカーの開口部はそれぞれの役割を最大限発揮できるように斜面に沿った最短の穴を開ける加工を施したり、強度や手触りを確保するために刃物の当て方を工夫したり、削り出しやすいように計算してボディー形状を考えたりしたそうだ。

 なお、表面のスピーカー(ツイーター)の開口部はデザイン性を重視して「ダミー」部分を用意。左右がつながって見えるようになっている。同時に発表された第7世代X1 Carbonではこのような加工は施されていない。

ベゼル 奥にあるのが削り出しをほぼ終えたキーボードベゼル、手前にあるのが表面処理まで完了したキーボードベゼル
液晶天板(表側)液晶天板(裏側) 左にあるのが削り出しを終えた液晶天板、右にあるのが表面処理を終え、必要なパーツを組み込んだ液晶天板
デザイン重視 ツィーターの開口部は、高音の抜けが良くなるように細心の注意が払われている。X1 Yogaの場合は、左右のツィーターをつなぐようにダミーデザインも施されてる(X1 Carbonにはない)

加工の仕方にも工夫あり

 手に触れたり見えたりする部分の加工にも工夫を凝らしたという。左右の側面は、光沢が出るように専用の高速刃物でヘアライン加工。いろいろなものとこすれることの多い液晶天板部はアノダイズ(アルマイト)加工を施し、手汗が付着するパームレスト部分は高い耐汗性能を確保したという。ボディーの色味についても、色見本を参考にしつつThinkPadにふさわしい範囲に収めるように努めたそうだ。

 ボディーの形状にもこだわっている。第3世代まではカバーの継ぎ目が一部見えてしまっていたが、第4世代では剛性の確保も兼ねて継ぎ目のない(画面を閉じた時に見えない)形状に改めた。形状選択に当たっては、角落下やひねりなど負荷をかけるシミュレーションを繰り返した上で最適なものを選んでいるという。

左側面右側面 左右の側面部は、金属の高級感を生かすべくヘアライン加工を施した
背面 液晶天板の背面はアノダイズ処理を施し耐傷性を高めた
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