17.3型大画面の高コスパ高性能ノートPC マウスコンピューター「m-Book W890BN-M2S2」を試す(1/3 ページ)

» 2019年08月09日 06時00分 公開

 マウスコンピューターの「m-Book Wシリーズ」は、17.3型の大きなフルHD(1920×1080ピクセル)液晶ディスプレイを搭載するノートPCだ。

 6コア12スレッドのCPU「Core i7-9750H」(2.6G〜4.5GHz)とNVIDIAのGPU「GeForce GTX 1650」を搭載し、幅広い用途に対応できるハイスペックを備えつつ、最小構成で13万4800円(税別)からという高いコストパフォーマンスを持つことが大きな魅力だ。

 実際の性能や使い勝手はどうか。今回、3種類あるベースモデルのうち中位に相当する「m-Book W890XN-M2S2」を入手したので、使い勝手をチェックしていく。

W890XN-M2S(正面)
W890XN-M2S(背面) m-Book W890BN-M2S2は、17.3型液晶ディスプレイを搭載したスタンダードノートPC。6コアCPU、NVIDIAの外部GPUを搭載しながら価格はリーズナブルで、コストパフォーマンスの高さが魅力だ

17.3型の大画面を搭載しながらも扱いやすいサイズ感

 ボディーデザインはシンプルで、画面のベゼルを切り詰めた狭額縁の液晶ディスプレイを採用している。実測のベゼル幅は上が約1.1mm弱、左右が約8mm弱。極端なスリムベゼルではないが、ボディーのフットプリント(設置面積)の削減と、見た目の改善に貢献している。

 具体的なボディーサイズは、399.9(幅)×282.2(奥行き)×25.9(高さ)mm、重量は約2.5kgだ。17.3型と大きな画面を搭載しているので大柄な部類ではあるが、比較的扱いやすいサイズにまとまっている。それでも頻繁に持ち運ぶ用途には適さないが、たまに部屋を移動して使うくらいならば苦にならない。

 バッテリーは着脱できるカードリッジ式で、41Whの容量を備える。ACアダプターの出力は120Wだ。

ヘアライン加工 ボディーはブラックで統一されている。天面はヘアライン調の塗装が施されている
バッテリー バッテリーは着脱できるカートリッジ式で容量は41Wh
ACアダプター ACアダプターの出力仕様は120W。実測サイズは130(幅)×67(奥行き)×25(高さ)mmだった

実用的なインタフェースを装備

 インタフェース類は豊富だ。USB 3.1端子はType-CとType-Aの両方を備え、USB 3.0端子とUSB 2.0端子(いずれもType-A)も1基ずつ備える。ディスプレイ出力は、HDMI端子とMini DisplayPort端子を備えている。フルサイズのSDメモリーカードスロット(UHS-I対応)も搭載しており、デジタルカメラなどからのデータの取り込みも便利に行える。

 通信機能は1000BASE-T(Gigabit Ethernet)対応の有線LAN端子を備える他、IEEE 802.11ac/a/b/g/n規格のWi-Fi(無線LAN)とBluetooth 5.0に対応する。IEEE 802.11ac利用時の最高通信速度は433Mbps(理論値)だ。

 画面の上ベゼルには、約100万画素のWebカメラも装備している。

左側面 左側面。イヤフォン端子(ヘッドセット用マイク接点付き)、マイク端子(光オーディオ出力兼用)、USB 2.0(Type-A)端子、USB 3.0(Type-A)端子を備え、排気口の奥にはセキュリティロックもある
右側面 右側面。USB 3.1(Type-A)端子、USB 3.1 Type-C端子、SDメモリーカードスロットを備える
背面 背面。Mini DisplayPort出力端子、HDMI出力端子、有線LAN、電源入力端子を備える
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