時計表示に特化した小型スマートディスプレイ「Lenovo Smart Clock」を使ってみた山口真弘のスマートスピーカー暮らし(2/4 ページ)

» 2019年08月28日 07時30分 公開
[山口真弘ITmedia]

セットアップはスマホアプリで実行、時計表示に特化したUI

 セットアップは、Google Nest Hubと同様、本体の画面ではなくスマホアプリで行う。本体の画面だけでセットアップがほぼ完結するEcho Show 5とは対照的だ。

Smart ClockSmart Clock Google Homeアプリを起動すると「デバイスのセットアップ(1台)」と表示されているのでタップ(画面=左)。設置する家を選択。このあと「付近のデバイス」として本製品名が表示されるので選んで次に進む(画面=右)
Smart ClockSmart Clock 本体の画面にコードが表示されていることを確認する(画面=左)。このあと数画面にわたって、デバイスの設置場所、部屋名などを入力する。前述の「家」もそうだが、AmazonのEchoに比べてやや冗長に感じられる項目だ(画面=右)
Smart ClockSmart Clock Google Assistant回りの設定を行った後、利用する音楽・動画サービスなどを選択する(画面=左)。アップデートを終えるとセットアップが完了だ(画面=右)。以後は本体側で設定を行う
Smart Clock セットアップ中、本体側ではこのようなセットアップコードが表示されている
Smart Clock セットアップが完了。本製品では時計画面=ホーム画面になる

 実際に使ってみると、製品名の通り、時計機能がメインの製品であることがよく分かる。ホーム画面は時計表示に特化されており、何らかの別の機能を呼び出して使っても、すぐに時計の画面に戻る。

 Google Nest Hubも時計をメインに表示することは可能だが、画面サイズが7型と大きく、置き時計としてはやや大きすぎる。その点、本製品は文字通りの目覚まし時計サイズなので、設置も手軽だ。音声でのコントロールも可能な、高機能な置き時計と考えるとしっくりくる。

Smart Clock ホーム画面。時計のデザインは自由に変更できるが、選択肢はそれほど豊富ではない
Smart Clock 画面を右から左にスワイプするとアラームの画面が表示される
Smart Clock さらにスワイプすると天気予報の画面が表示される
Smart Clock さらにスワイプするとGoogleカレンダーと連携した今日の予定(ない場合は今後の予定)が表示される

ライバル機と差を感じる部分も

 基本的な操作方法はGoogle Nest Hubと同じで、画面を上から下にスワイプするとアラームやルーティン、ライトなどのショートカットを並べた「ユーティリティトレイ」が、下から上にスワイプすると画面の明るさや音量、マイクのオン/オフなどを切り替える「クイック設定」画面が表示される。

 これらは本製品の画面サイズに合わせて再デザインされているためか、見た目こそGoogle Nest Hubとはかなり違うが、画面を左から右にスワイプし続けてホーム画面に戻る操作も含めて操作方法は同一なので、将来的に同じGoogle Assistant系列のスマートディスプレイに買い換えた場合も安心だ。

Smart Clock 画面を上から下にスワイプすると各種ショートカットを並べた「ユーティリティトレイ」が表示される
Smart Clock 画面を下から上にスワイプすると画面の明るさや音量、マイクのオン/オフなどを切り替える「クイック設定」画面が表示される

 ただし、省かれている機能もなくはない。例えば、呼びかけた音声コマンドをテキストに変換して画面に表示する機能は、本製品には搭載されていない。

 この機能は、音声コマンドが正しく認識されているかを把握するのに便利だったのだが、本製品では利用できないようだ(正確には、マイクの音を色の付いた4つの棒グラフでアニメーション表示する機能はある)。同様の機能がないEcho Show 5との差別化ポイントだっただけに、やや残念だ。

Smart Clock Google Nest Hubでは、呼びかけた内容がリアルタイムでテキストに変換され画面上に表示される
Smart Clock 本製品はテキスト表示されず、呼びかけの音量に合わせて棒グラフが上下に伸びたり縮んだりする

 次のページでは、本製品ならではの特徴的な利用方法を見ていこう。

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