なお、VAIOが提供しているロボット汎用プラットフォームは「Middle」「Simple」「Mini」の3種類。Middleは、駆動部やカメラを搭載するなど、多機能ロボットの開発に最適な中〜高価格帯の製品、Simpleは、コミュニケーションロボットに必要な機能が搭載された高さ10cmほどのボディーに包まれたスピーカー/マイク内蔵のハードウェア、Miniは簡易な対話を目的とした直径4.5cmの低価格帯でマスコットサイズのぬいぐるみに内蔵するのに最適だ。
おしゃべりコウペンちゃんに内蔵しているのは、このうちのSimpleだ。話しかけることでほめてくれたり、しりとりができたりする上、搭載する6軸センサーを使った簡単なゲームや目覚まし設定、記念日設定なども行える。Simpleに内蔵しているバッテリーへの充電時間は約3時間、連続駆動時間は約5時間とのことだ。
同製品には、ネットワークに接続しないスタンドアロンタイプ「かんたんモード」と、接続してクラウドサービス(有料。月額料金未定)を利用する「いっぱいモード」が用意され、後者ではおしゃべりの内容が随時アップデートし、天気予報をコウペンちゃんの声で聞けるといったサービスも提供される。
CEATECの会場内で行われたデモでは、児嶋氏とおしゃべりコウペンちゃんの会話の様子を見ることができた。
おしゃべりコウペンちゃんは、10月23日に500体限定で先行販売が行われる。専用サイトからでのみ購入可能で、価格は税別1万8000円となっている。
「4189」などの数字はピン数を表すので、LGA4189では4189本のピンを持っていることになる。XLAソケットは、さらに大きなものを要求されているとのことで、ピン数は1万以上、サイズも110×110ミリまで対応できるという。
とはいえ、基板のサイズが大きくなれば熱変性による反りが生じてしまい、端子の接続に不具合が生じかねない。そうすると、信号をうまく送信できないという問題が発生してしまう。
TEのソケットでは、全体的に均一な荷重をかけて接圧できるような仕組みや、基板取付スタイルをサーフェスマウントはんだボールにすることで熱収縮の度合いを均一化し、反りが生じないような独自技術を用いているという。
このような対応端子数やサイズの増大は、56GBpsや112GBpsといった大量のデータを取り扱う5Gハイスピードへの対応を見据えたものになっているとのことだった。
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