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» 2019年10月18日 12時00分 公開

CEATEC 2019:ロボットのVAIOからLGA4189まで気になる製品を一気にチェック!――CEATEC 2019まとめ (3/4)

[渡辺まりか,ITmedia]

エイコムの最新顔認証システムでは横顔でもOK

CEATEC 2019 エイコムの顔認証システム「BeeSight」

 東京都中小企業振興公社による「東京ビジネスフロンティア」ブースでは、東京都下の中小企業が製品やサービスを出展していた。中でもエイコムの顔認証システム「BeeSight」を紹介したい。

 BeeSightは、店頭のデジタルサイネージや新しい交通系の大規模サイネージに内蔵されるカメラで、年齢や性別、何秒間立ち止まったかといったデータを取得するのに活用されている。これまでは正面でしか顔を認識できなかったが、今回発表したソリューション「TypeM」では横顔でも認識可能になった。さらに、正面顔でもこれまでより年齢精度が約10%、性別精度が約30%、取得処理速度は約120%アップしたという。

CEATEC 2019 横顔でも性別やおおよその年齢を識別できるようになった、最新の顔認識エンジン「BeeSight TypeM」
CEATEC 2019 正面を向いたものだが、通りがかりの人(向かって左側にいる男性)でも即座に認識していることが分かる

 なお、同社のシステムはAndroidとWindowsプラットフォーム対応で、横顔認証可能なBeeSight TypeMはAndroidのみの対応だ。市販のWebカメラや、タブレットのカメラなどを使うことができる。

電力消費が少なく安全性が必要なヒアラブル端末に最適な全固体電池

 村田製作所では、全固体電池(二次電池)を展示していた。モバイルバッテリーなどでおなじみのリチウムイオン電池では、電解質に液体を使っているため、衝撃に弱く、落下させたことを忘れて使い続けていると爆発するといった危険性があるが、セラミックを電解質に使った全固体電池では、そのような心配がない。

 衝撃や熱に強いといった安全性や、サイズの割に保存できる電力容量が少なめという2つの特性から、損傷すればクリティカルダメージを受けてしまう頭部に近い場所に装着するような、完全分離型イヤフォンや補聴器といったヒアラブル端末に転用したい考えだという。

CEATEC 2019 全固体電池。容量100mAhまでのものを作っていくという
CEATEC 2019 全固体電池の仕組み。セラミックコンデンサーを作るような積層技術を生かしている

 さらに、村田製作所が独自に開発したワイヤレス電力伝送システム「直流共鳴」方式を使えば、コイルの位置を気にせずに、まるでサイコロを振るかのように端末を枠内に入れておけば充電できることから、一度で大量に使うことの多いモーションセンサーといったIoTデバイスでの活用も見込んでいるとのことだ。

CEATEC 2019 ワイヤレスで充電中。黒いキャラメルのようなものが全固体電池モジュールだ。枠内のどこででも充電できる

 スマートフォンやモバイルPCといった、電力消費の激しいものには使えないが、周辺機器に応用した製品の発売に期待が持てる。

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