11月21日に8.4型の超小型PC「OneMix3 Pro」を発表した中国One-Netbook Technologyが、2020年の発売に向けて、新たなゲーミングPC「ONE-GX」シリーズの開発表明を行った。同ブランドについては、同社が以前人員の募集を行っていたこともあり、記憶にある人がいるかもしれない。
同社のOneMixシリーズは、液晶ディスプレイを回転させてタブレットとしても利用できる2in1 PCスタイルが多かったが、このONE-GX1は通常のノートPCと同じクラムシェルとなる。同様に、バックライト機能を備えたキーボードもこれまでのアイソレーションの採用を避けている。
液晶ディスプレイは7型で、ボディーからは赤を中心に、差し色で黒を取り入れたツートンカラーとなる他、次世代のCPU(開発コード名:Tiger Lake)を搭載することで、CPUとGPUともに高い性能を確保しているという。
さらに特徴的なのは、本体の左右に着脱式の専用コントローラーを用意し、一般的なノートPCとしてだけでなく、「Nintendo Switch」のように携帯ゲーム機としての利用も可能なことだ。無線で接続するコントローラーにはスティックもあり、ノートPC下部の3つの穴にはめ込んで固定する。
製品のモックアップを手にした同社のジャック社長は、「新しいCPUの搭載に合わせて冷却機構も強化している。現状は700g台の重量があるが、2020年に製品化する際は600g台、できれば600gを切りたい」と意欲を示した。
発表会ではモックアップや資料の撮影ができなかったが、超小型PCの幅を広げるモデルとして、登場が待ち遠しい。
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