超小型PC「OneMix2S」を“ねちっこく”触ってみた:GPD Pocket 2との比較も(1/4 ページ)

» 2019年11月21日 07時00分 公開

 これまでPC USERにおいて、さまざまな超小型PCを取り上げてきた。今では7型の液晶ディスプレイ採用モデルを中心に8型の上位モデル、さらにはカラーバリエーションを含めて選択肢が増えてきた。ただ、超小型PCを選ぶ際に注意したいのは、決して「メインマシンの小型版」ではないということだ。超小型PCが必要となる場面に限って使うという認識でないと、早々にして「ケッキョクツカエナイジャン」となるのは改めて指摘するまでもないことだろう。

 さらに面倒なことに、20年前なら超小型PCでないとできなかったことが、情報閲覧や(適切にGUIをデザインしたアプリケーションという前提ながら)タップ操作による処理など、今では(または10年以上前から)スマートフォンでも十分にできてしまったりする。そういう意味で“超小型PCが必要となる場面”というのは、意外と限られているのかもしれない。

OneMix2S One-Netbook Technologyの超小型PC「OneMix2S さくらピンクエディション」。マグネシウム合金を採用したボディーの剛性感は高く、カッチリと仕上がっている

タッチ対応の7型液晶ディスプレイを搭載した超小型PCの存在理由とは

 以前取り上げたShenzhen GPD Technologyの「GPD MicroPC」は、「多種多様な周辺機器を接続でき、屋外作業で立ったまま操作できること」が求められる利用場面に特化したデバイスで、その存在意義は明確だ。

 では、同じく「GPD Pocket 2」、そして、今回取り上げるOne-Netbook Technologyの「OneMix2S」といった7型ディスプレイを採用したクラムシェルスタイルQWERTYキーボード搭載PC(長すぎるので、以下「7型超小型PC」とする)が必要な場面は何だろうか。

 そういった場面があるか否か、そして、その場面において必要十分な機能と処理能力を有しているかが、それぞれのユーザーにおいて7型超小型PCを購入する大義名分となり、そのユーザーがどのような場面を重視していて、その場面に適している7型超小型PCが何であるかを検討すれば、GPD Pocket 2とOneMix2Sのどちらを選べばいいのか、あるいは他の競合モデルなのかの答えが出てくる。

OneMix2S こちらはShenzhen GPD Technologyの「GPD Pocket 2」

 7型超小型PCだからこそできること。

 私の場合、それは思いついたアイデアをいつでもどこでもすぐに記録できることを求めたい。そう書いていて、だいぶ前にPCメーカーや半導体メーカー、OSメーカーがモバイルコンピューティングを訴求していた時期によく見聞きしたフレーズに似ているなと、今さらながらに思ったりする。

 だが、これができるモバイルPCはまだまだ存在していない、と言ってしまおう。「いやいや、イマドキのモバイルPCは1kgを切るほどに軽くなっていて、バッテリー駆動時間も10時間超えるのが普通ですよ」という人は多いし、それはその通りだ。しかし「どこにでも“置いて”使える」となると、意外と難しい。

OneMix2S タッチ操作に対応した1920×1200ピクセル表示の7型液晶ディスプレイを搭載する

 このあたりの事情はGPD Pocket 2のレビューでも述べているが、現在のモバイルPCで主流の13.3型ディスプレイを搭載したモデル(その多くは幅が300ミリ前後、奥行きが200ミリ前後)を机に置いて使おうとした場合、新幹線や航空機(エコノミークラス)のテーブル、街カフェのテーブルでカップとギリギリ共存できるサイズであるのはもちろんのこと、普段仕事で使っているデスクでも、書類や文献や食器や弁当が混在する状況でモバイルPCの置き場所を確保するのが意外と困難だったりする。

OneMix2S このコンパクトなボディーが大きな魅力だ(写真はシルバーモデル)
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