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» 2019年11月21日 07時00分 公開

GPD Pocket 2との比較も:超小型PC「OneMix2S」を“ねちっこく”触ってみた (2/4)

[長浜和也(撮影:矢野渉),ITmedia]

改めてOneMix2Sをチェック

 そんな状況でも、7型超小型PCなら気兼ねなく置いて使うことができる。OneMix2Sのボディーサイズは約182(幅)×110(奥行き)×17(厚さ)mmと、設置面積は13.3型モバイルPCと比べて圧倒的に少なくて済む。GPD Pocket 2のサイズも約181(幅)×113(奥行き)×8〜14(厚さ)mmと、設置場所という条件で比較するとほぼ同じと考えていい。

 なお、OneMix2Sはディスプレイを360度開いてタブレットのスタイルで使用することも可能だ。机を用意できない状況でも使えるため、利用できる場所の柔軟性で比較するとGPD Pocket 2に対するアドバンテージといえる。本体の重さも約515gなので、片手で持って使うのも可能だ(タブレットやスマートフォンに比べるとやや重いが)。ただし、OSは64bit版Windows 10 Homeなので、タブレット利用にあたってはAndroid端末やiOS端末と比べるとそれなりに制約はある。

OneMix2S GPD Pocket 2と異なり、液晶ディスプレイを折りたためばタブレットとしても扱える2in1 PCだ。スタイラスペンも付属する

 OneMix2Sには、標準で2048段階の筆圧検知に対応したスタイラスペンが付属する。タップ作業ではそれなりに効果はあるが、その一方でOneMix2Sにスタイラスペンを収納するホルダーもなければ、こちらも標準で付属するスタイラスペンケースを保持できるホールの類いもない(付属のスタイラスペンケースにループやホールは用意されていない)。

 これは、OneMix2Sに限った話ではないが、例えばSurface Pro XやGalaxy Noteシリーズのように本体にスタイラスペンを保持できる工夫がないと、実際の運用でスタイラスペンを使うのはとても面倒になる。約10日間にわたる評価期間中、常用している机以外の場所でスタイラスペンを使う機会は1度もなく(ジャケットの胸ポケットや内ポケットに入れて携行していてもこの状況は変わらなかった)、スタイラスペンを使わないとタブレットスタイルでの利用も少なくなっていった(閲覧利用だけならスマートフォンがあるし、という事情もあるのだが)。

OneMix2S 外部インタフェースは右側面にまとまっている。左から3.5mmヘッドフォン兼マイク、MicroSDメモリーカードスロット、USB 3.0(Type-C、PD充電対応)、Micro HDMI×1、USB 3.0(Type-A)、電源ランプが並ぶ

OneMix2Sのキーボードをみっちり試してみた

 せっかくタブレットスタイルを用意している2in1スタイルのOneMix2Sだったが、その利用する場面の多くは机に置いてQWERTYキーボードを利用して思いついたアイデアをすぐに記録する、だった。

 となると、GPD Pocket 2と同様、キーボードの使い勝手が重要な評価ポイントになる。こちらの開封レビューにもあるように、キーピッチは約16mm、キートップは約14mmを確保している。キーピッチはGPD Pocket 2と同じだが、“見た目”の印象はだいぶ異なる。先に述べたようにキーピッチはどちらも16ミリだが、GPD Pocket 2は「A」キーがある段のキーピッチが17mmと広いのにキートップサイズは他のキーと変わらないため、キーの間隔が広がっており、それが見た目で余裕ある印象を与えている。

OneMix2S 超小型PCの例に漏れず、配列はかなり不規則だが主要キーで正方14mmのキートップを確保する

 OneMix2Sのキーレイアウトで気になるのが、CapsLockキーと「A」キー、そして、「,<」「.>」「/?」キーの配置だろう。一体化したキートップを分割したような形状で、特に「,<」「.>」はそれぞれ読点と句点と入力する機会の多いキーが実測約7mmという狭いピッチですき間なく隣接している。

 評価を開始した直後は打ち間違いも多く、注意を払ってタイプしなければならなかったが、「右手人差し指でタイプする」という作法を習得すると打ち間違いは激減した。その他にも、通常は数字キー列の右寄りにあるキー群がファンクションキーの上にあったり、「L」キーの右側にある「:;」キー、「”’」キーがスペースキーの右側に「↑」キーを挟んであったりする。

 「↑」キーを挟んで両側にキーを配置するレイアウトはGPD Pocket 2でもあったが、キーのサイズが全て同じだったGPD Pocket 2とは異なり、OneMix2Sは「↑」キーのサイズを小さく、かつ縦方向を半分にしているので打ち間違いは起きにくい。

 ちなみに、OneMix2Sのキーは英語配列(ASCII配列)であるため、日本語入力ソフトを有効にするには「Alt」+「〜」キーの組み合わせをタイプする必要がある。ただ、「〜」キーが左寄り最上段にあるので、左手だけで日本語入力ソフトを有効にできる。

 OneMix2Sのキーレイアウトで注意しておきたいのが、最上段列の右端にある「電源ボタン」だ。左隣には「=+」キーが、下隣には「Del」キーが、左下隣には「)0」キーがあって、どれも利用機会が多い。特に通常のキーボードでは「Del」「BackSpace」といった修正系のキーが右隅にあるため、何かと指が行きがちだ。実を言うと評価作業中で最も押し間違える回数が多かったのが、この「電源ボタン」だった。この誤爆は評価作業の最終日にも何度か発生している。

OneMix2S スペースバーの中央に光学式ポインティングデバイスを備える他、カーソルキーの横に指紋認証センサーを配置する

 誤爆といえば、もう1つ注意しておきたいことがある。OneMix2Sの「B」キー、「N」キー、そして真ん中で分割したスペースキーの間に設けた光学式ポインティングデバイスと、スペースキーの下に設けた左右のクリックボタンの存在だ。本体中心から右寄りにあるポインティングデバイスの配置そのものは、右手人差し指でマウスカーソルを制御するのに最適な場所で、実際に使ってみて光学式の追従性も良好だった。ただ、日本語入力で変換するためにスペースキーを押そうとして、左右のクリックボタンを誤爆する機会もかなり多かった。

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