超小型PC「OneMix2S」を“ねちっこく”触ってみたGPD Pocket 2との比較も(4/4 ページ)

» 2019年11月21日 07時00分 公開
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さくらピンクエディションの“功罪”とは

 今回評価したOneMix2Sは「さくらピンクエディション」モデルを用いた。すでに開封レビュー記事で紹介しているように、「ピンクも派手なカラーではなく落ち着いた色合い」で、天板には猫をかたどったラインが描かれている。五十過ぎの男性が持ち歩くにはちょっと厳しいものがあるかもしれないが、同世代女性からは「品がよくて私でも持ち歩きたくなる」との感想をもらった他、「常時持ち歩いて使うデバイスならこれぐらいのデザインは必要」との意見もあった。

OneMix2S さくらピンクエディションには、液晶ディスプレイの天面に猫をあしらったデザインが施されている

 “さくらピンク”のカラーリングは天板と底面だけでなく、ディスプレイベゼルにキーボートパネル、そして、キートップや付属のスタイラスペンにまで及ぶ。デザインの面から見ると(たぶん)評価が高いと思われるが、実利用を考えた場合、キートップのカラーリングに難点がある。

 キートップの刻印がシルバーモデルと同じホワイトにしているが、これがキートップのさくらピンクとの組み合わせになると視認が難しくなるというのが評価した実感だ。特に照明を反射した状態になるとほぼ刻印が見えにくくなる。キー配列が独特ゆえに刻印を確かめながら入力する機会が通常のノートPCより多くなることもあって、刻印が見えにくいのはストレスになるというのが正直な感想だ。このあたり、電源ボタンやクリックボタンの配列も含めてこれから集まるであろうユーザーのフィードバックを反映して、より使い勝手が向上することを期待したい。

OneMix2S 左がさくらピンクエディション、右がシルバーモデル。光の加減によってはピンクエディションのシルク印刷が見えづらくなる
OneMix2S 付属のACアダプターは小柄だ(USB Type-C、入力100〜240V 0.7A、出力5V 3A、9V 3A、12V 2.5A、15V 2A、20V 1.5A、容量は30W)。サイズが約53(幅)×53(奥行き)×28(厚さ)mm、重量が約83gで、プラグ部分を折り畳めるようになっている
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