では、GX531GXRのインタフェースについて見ていこう。入出力ポートだが、左側面にヘッドフォン/マイク兼用ジャック、USB 2.0×2、USB 3.1(Type-C、Gen1)×1、DC入力の各端子を用意する。右側面にはUSB 3.1(Type-C、Gen2)×1、USB 3.1(Type-A、Gen2)×1が配置されている。背面にはHDMIポートがある。なおUSB Power DeliveryやDisplayPort Alternate Modeには対応していない。
キーボードは、83キーの英語キーボードで、日本語キーボードは用意されていない。ここは、人によって評価が分かれるところであり、筆者的には大きなマイナスポイントだ。ビジネス向けには日本語キーボードの製品を出しているのだから、ゲーミングノートPCでも日本語キーボードに対応してほしかった。
実測値では、キーピッチは約20mm、キーストロークは約0.8mmだった。20mmはとても余裕のあるキーピッチなので、入力はしやすい。キータッチは、ゲーミングノートPCでよくあるようなメカニカルではなくペタペタとしたものだが、耳障りなノイズは発生しない。なお、液晶ディスプレイを開くと本体底面奥が5mmほど浮き上がり、キーボードに適度な角度がついてキー入力がしやすくなる他、冷却性能を高めている。
タッチパッドは右側に用意されており、左上のキーを押すとテンキーが表示される。一般的に、タッチパッドはキーボードの下側に配置されるが、GX531GXRは本体の上半分にCPUとGPUの吸気口が用意されているので、それにより押し出された格好で、タッチパッドを右に配置するしかなかったからだろう。
しかしこれがまたくせ者で、私はEnterキーを右手薬指で押すスタイルなため、どうしてもキーパッドに触れてしまう。通常のパッド状態だとカーソルが飛ぶし、テンキーモードでは0とか1とかが入力されるので困った。
液晶ディスプレイ下部の本体中央部に、電源とバッテリー、ストレージアクセスのランプが用意されている。最近の省スペースモデルだと、コスト削減のためもあるのか、ストレージアクセスランプが省かれていることが多い。しかし意外とこのランプがあると便利で、起動時やPCがフリーズしたときなど、動いているのかいないのか判断する目安ともなる。
続いては、ベンチマークテストの結果を見ていこう。
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