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» 2019年12月16日 06時01分 公開

Windowsフロントライン:Microsoft TeamsとSlackは舌戦で火花を散らす (2/2)

[鈴木淳也(Junya Suzuki),ITmedia]
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始まる両社の舌戦

 Slackの攻撃はこれだけにとどまらない。

 例えば同社が11月21日にTwitterに投稿したツイートだが、Slackのプロモーション動画とMicrosoftのTeamsプロモーション動画を比較する形で編集し、コメントに一言「ok boomer」とだけ書き殴ってある

 前者は、毎年米国で4月に開催されるSlack Frontiersで2019年に公開された映像で、後のイベントなどでもたびたび流されているもの。後者については、MicrosoftがTeamsの紹介ページで11月半ばに公開したものだ。

 あえて詳細はコメントしないが、「よくやるな」というのが個人的な感想だ。なお、「boomer」とはベビーブーマーなどを含む「しょうもない連中」を指すスラングの一種で、「ok boomer」はネットに書き殴られるあおりの定型句の1つだと付け加えておく。

 かつて、Slackは2016年11月にTeamsが発表されたとき、同日に「DearMicrosoft」と題したBlogエントリを公開している。このエントリの内容はそのままNew York Timesで全面広告で掲出されており、一種の宣戦布告的なものだったのだろう。

 奇しくも、この広告を出したちょうど2年後には米フロリダ州オーランドで開催されていた「Ignite 2019」で下記のようなTeams関連の新機能やサービスが発表されており、DAUにおける勢いとともに、Teamsが機能強化を経て本格的にSlack競合となりつつあるのが現状だ。

 Microsoft側も、11月に入ってからSlackや周辺ユーザーからの指摘に反論している。例えばDAUのカウント方法について、Microsoft コーポレートバイスプレジデントのジャレッド・スパタロ(Jared Spataro)氏が解説しており、「DAUのカウントは、PCを立ち上げたりアプリを起動したりしただけで行われるが、実際にいくつかの活動が中で行われている必要がある」とMicrosoft内部での基準を述べている。同様に、スパタロ氏はSlackに対して「仕事(Work)を再発明するための“見識”(breadth)や“深み”(depth)がSlackには欠けている」とも述べていたりする。

 互いのDAUやポリシーはともかく、ユーザーとしては「このツールを使うことで何ができるのか」が一番重要なので、身近で役立つ事例を少しでも積み上げて、より参考になる情報を発信してほしいところだ。

記事初出時、一部の日時表記に誤りがありました。おわびして訂正いたします(2019年12月17日0時7分)。

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