IntelのCPUも、メインストリームのLGA1151系は一頃よりも供給環境が上向いているようだ。ただし、全ラインアップで潤沢という声はなく、「ハイエンドかミドルかエントリーか。大まかなくくりで見ると、どれかは選べるという感じですね」(パソコンSHOPアーク)という。
LGA2066系(第10世代Core-X)はハイエンドの「Core i9-10980XE」が相変わらず入手困難な状況で、Core i9-10900Xはショップによっては複数の在庫が確認できる。加えて先週は中間に位置するモデルも登場している。
「Core i9-10920X」で、価格は9万9000円前後(税込み、以下同)。12コア24スレッドのモデルで、クロック数は標準3.5GHz〜ブースト最大4.6GHzとなる。TDPが165Wで、DDR4-2933まで対応するのは他の10xxxシリーズと同じだ。
入荷したTSUKUMOeX.は「反響は今のところはそこまでありませんが、Intel X299マザーでCPUを10万円で抑えたいという人にはちょうどいい選択肢になりそうですね」と話していた。
なお、第10世代Core-X対応のマザーボードとしては、ASRock「X299 Creator」が6万1000円強で出回っている。X299チップセットを搭載したATXモデルで、10GbEやWi-Fi 6、Thunderbolt 3に対応し、電源周辺の回路は13フェーズで設計されている。
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